セッション情報 |
一般演題
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タイトル |
DBEで経過を観察したHenoch-Schoenlein 紫斑病の1例
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演者 |
石田 哲也(大分赤十字病院 消化器科) |
共同演者 |
永松 秀康(大分赤十字病院 消化器科), 新関 修(大分赤十字病院 消化器科), 一木 康則(大分赤十字病院 消化器科), 杉 さおり(大分赤十字病院 消化器科) |
抄録 |
症例、32歳 男性、主訴、黒色便、腹痛、発熱、平成20年10月ごろより腹痛、発熱あり、11月になり黒色便も出現し近医に入院。GF、CFでは出血源と思われる病変を認めず。絶食、補液、抗生剤投与で加療されたが症状、改善せず、精査加療のため当院に転院した。入院時、左上腹部に圧痛を認めた。WBC 19800/μl, Hb 14.0g/dl, CRP 7.5 mg/dl 腹部CTで近位空腸に限局的に壁肥厚と壁の濃染像を認めた。経口的DBEで同部位に不整形、類円形の潰瘍の多発を認めた。小腸造影では同部位に壁肥厚を認めた。生検では粘膜下に炎症を認めたが血管炎の所見は認めなかった。絶食、補液、抗生剤投与で経過観察中、入院後 8病日目に上肢、下肢に紫斑の出現を認めHenoch-Schoenlein 紫斑病と診断しPSLの投与を開始した。投与後臨床症状改善しDBE所見も改善した。PSL減量後退院し退院後半年になるがこれまで再燃していない。 |
索引用語 |
DBE, HSP |