| セッション情報 | 一般演題 |
|---|---|
| タイトル | O-041:出産後に発症した原発性胆汁性肝硬変と自己免疫性肝炎のオーバーラップの一例 |
| 演者 | 高橋 敦史(福島医大 消化器・リウマチ膠原病内科) |
| 共同演者 | 横川 順子(福島医大 消化器・リウマチ膠原病内科), 勝嶋 史子(福島医大 消化器・リウマチ膠原病内科), 物江 恭子(福島医大 消化器・リウマチ膠原病内科), 菅野 有紀子(福島医大 消化器・リウマチ膠原病内科), 斎藤 広信(福島医大 消化器・リウマチ膠原病内科), 阿部 和道(福島医大 消化器・リウマチ膠原病内科), 入澤 篤志(福島医大 消化器・リウマチ膠原病内科), 大平 弘正(福島医大 消化器・リウマチ膠原病内科) |
| 抄録 | 【症例】34歳、女性 【既往歴】30歳 片頭痛 【生活歴】喫煙・飲酒なし 【病歴】2005年から片頭痛にて加療を受けていたが肝機能異常は指摘されていなかった。2006年妊娠中に貧血を認め鉄剤の内服を開始した。2007年1月に出産し、鉄剤は2007年3月まで内服し終了。同年4月の血液検査でγGTP300台へ上昇し処方(詳細不明)を受けたが、8月にはγGTP100台へ改善したため内服は中止した。2008年9月の健診で再びγGTP200台を指摘されたが放置していた。2009年4月肝障害の精査を勧められ、当科受診。血液検査ではWBC4700/μl(Eo12%)、AST 104 IU/L、ALT 143 IU/L、ALP 1363 IU/L、γGTP 393 IU/L、TB 0.1 mg/dl、IgG 1898 mg/dl、IgM 875 mg/dl、HBs抗原陰性、HCV抗体陰性、抗核抗体640倍、抗平滑筋抗体80倍、抗ミトコンドリアM2抗体130であった。5月に実施した肝生検では門脈域に類上皮肉芽腫、胆管内上皮へのリンパ球浸潤、およびinterface hepatitisも認めた。さらに本症例ではOliverらの原発性胆汁性肝硬変症(PBC)と自己免疫性肝炎(AIH)のオーバーラップの基準を満たしており、PBCとAIHのオーバーラップと診断した。診断後、ウルソデオキシコール酸とベザフィブラートの投与が開始され胆道系酵素の改善を認めている。【まとめ】自己免疫肝疾患のうちでPBC、AIH両方の診断基準を満たす症例が存在し、本例もその一例と考えられた。さらに、本例は妊娠・出産後に発症しており、オーバーラップ症例の発症機序を考える上で貴重な症例であり、文献的考察を含め報告する。 |
| 索引用語 | PBC/AIHオーバーラップ, 妊娠・出産 |