セッション情報 | 07.一般演題 |
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タイトル | 50:胃瘻造設後, 経皮内視鏡下腸瘻造設術 (percutaneous endoscopic gastrojejunostomy : PEG-J) に変更した2例 |
演者 | 小牧 祐雅(鹿児島市医師会病院消化器内科) |
共同演者 | 小山 一隆(鹿児島市医師会病院消化器内科), 岡江 耕二郎(鹿児島市医師会病院消化器内科), 中武 信純(鹿児島市医師会病院消化器内科), 宇都宮 民治(鹿児島市医師会病院消化器内科), 下川原 尚人(鹿児島市医師会病院消化器内科), 岩切 裕二(鹿児島市医師会病院消化器内科), 内園 均(鹿児島市医師会病院消化器内科), 山口 淳正(鹿児島市医師会病院消化器内科), 伊東 徹(南薩ケアほすぴたる), 坪内 博仁(鹿児島大学消化器疾患・生活習慣病学) |
抄録 | PEG-Jは胃瘻を介してカテーテルを腸に誘導したものである. 2009年から, 我々は, 胃瘻造設後に繰り返す嘔吐を認めPEG-Jを留置した症例を2例経験した. 1例目は81歳女性. 2007年から認知症のため嚥下性肺炎を繰り返し, 2009年3月, 当科で体下部前壁付近に胃瘻を造設した. しかし注入食を度々嘔吐し, ガストログラフィン消化管造影検査を施行したところ, 胃内容物の排出遅延を認めた. 4月, PEG-Jに入れ替えし, その後は嘔吐などの症状無く経過している. 2例目は83歳男性. 幽門側胃切除後, パーキンソン病に伴う嚥下障害のため嚥下性肺炎を繰り返し, 2009年10月, 残胃大弯に胃瘻を造設した. しかしその後も嚥下性肺炎を起こしたため, 上部消化管内視鏡検査を施行した. 胃瘻チューブのバンパーが吻合部を閉塞しかけている所見を認め, 注入食の逆流の原因と考えた. 11月, PEG-Jに入れ替えし, その後は嚥下性肺炎を起こすことなく経過している. 今回, PEG-Jの有用性や問題点について, 若干の文献的考察も含め報告する. |
索引用語 | PEG-J, 食道胃逆流 |