セッション情報 | 研修医発表(卒後2年迄) |
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タイトル | 研89:細胆管細胞癌(Cholangiolocellular carcinoma)の一例 |
演者 | 後藤 優子(鹿児島共済会南風病院肝臓内科) |
共同演者 | 柴藤 俊彦(鹿児島共済会南風病院肝臓内科), 迫 勝巳(鹿児島共済会南風病院肝臓内科), 小森園 康二(鹿児島共済会南風病院肝臓内科), 田中 貞夫(鹿児島共済会南風病院肝臓内科) |
抄録 | 症例は75才男性。糖尿病の診断にて治療中、腎機能悪化を認めH22年1/12前医入院。入院中、肝腫瘍を指摘された。画像検査にて胆管細胞癌あるいは混合型肝癌が疑われ2/19肝精査目的にて当科紹介入院となる。HBs-Ag(-) ,HCV-Ab(-), AST 16 IU/l ,ALT 13 IU/l ICG(15分)5.0% Child-Pugh 5点grade A ,AFP 2.1 ng/ml PIVKAII 20 mAU/M、CEA 4.9ng/ml,CA19-9 12.2U/ml。H22年2/22針生検施行、胆管細胞癌と診断した。肝機能良好のため肝中央2区域切除が施行された。術後病理診断はCholangiolocellular carcinomaとの診断であった。粘液産生を認めず、増殖先端部では腫瘍細胞が肝細胞策と連続しており、一部に明調型中分化肝細胞癌の像が混在した組織像であった。いわゆる混合型肝細胞癌とは組織学的に異なる所見であり、興味ある稀な症例と考えられたため報告する。 |
索引用語 | 細胆管細胞癌, 病理 |