セッション情報 一般演題

タイトル 149:

若年女性に発症した自己免疫性膵炎に合併した硬化性胆管炎・胆嚢炎でステロイド治療にて改善した1例

演者 黒瀬 龍彦(北九州総合病院 消化器内科)
共同演者 井手口 周平(北九州総合病院 消化器内科), 柏原 由美(北九州総合病院 消化器内科), 神田 基信(北九州総合病院 消化器内科), 實藤 隼人(北九州総合病院 臨床検査部・研究部)
抄録 症例は30才代、女性、既往に5年前からの原因不明の散発性の肝障害がある。平成22年5月黄疸、全身倦怠感、上腹部痛を主訴に来院、採血にて肝胆道系酵素の上昇、IgG高値を認めた。IgG4は正常だった。画像にて膵全体の腫大、胆嚢壁肥厚、脾腫を認めた。ERPでは頭部から尾部までびまん性に膵管狭細像を認めた。ERCではBiに狭小化を疑われた。また肝生検を行い自己免疫性肝炎の合併も疑われた。プレドニゾロンにて主訴の改善および肝胆道系酵素の低下、画像による改善を認めた。既往に肝障害があり、経過を追えた症例であり、大変興味深いと考えられ報告する。
索引用語 自己免疫性膵炎, 硬化性胆管炎