セッション情報 一般演題

タイトル 168:

術前に診断しえた管内管状腫瘍(Intraductal tubular tumor)の一例

演者 上野 雄一(霧島市立医師会医療センター 消化器内科DELIMITER鹿児島大学病院 消化器疾患 生活習慣病学)
共同演者 鉾之原 基(霧島市立医師会医療センター 消化器内科), 肱黒 薫(霧島市立医師会医療センター 消化器内科), 三阪 高春(霧島市立医師会医療センター 消化器内科), 重田 浩一朗(霧島市立医師会医療センター 消化器内科), 藤崎 邦夫(霧島市立医師会医療センター 消化器内科), 山元  隆文(国立療養所 星塚敬愛園), 又木 雄弘(鹿児島大学病院 消化器外科), 新地 洋之(鹿児島大学病院 消化器外科)
抄録 症例は69歳男性。H21.11月1年前よりの体重減少、口渇を認め当院紹介された。HbA1c 14%台、BS 588mg/dlと糖尿病を認め、CA19-9の上昇、腹部エコーで膵頭部の腫瘤性病変も指摘された。EUSにて膵管の拡張(8mm)、主膵管内に限局したφ25mmhyper echoic mass、ERCPにて膵頭部にφ20mm類円形のmassを認めた。乳頭部からの粘液産生はないことより膵管内管状腫瘍Intraductal tubular tumor(以下ITT)疑いと診断し、鹿児島大学病院消化器外科へ紹介し同院で膵頭十二指腸切除を行い、術後標本病理にてITTの診断に至った。膵腫瘍としてのITTは症例として希少であり若干の文献的考察も加味し報告する。
索引用語 ITT, IPMN