| セッション情報 | 一般演題 |
|---|---|
| タイトル | 183：当科においてMAID療法を施行した後腹膜原発悪性軟部腫瘍4例の検討 |
| 演者 | 中島 孝治（宮崎大学医学部内科学講座循環体液制御学分野） |
| 共同演者 | 日高 梓（宮崎大学医学部内科学講座循環体液制御学分野）, 中野 みち子（宮崎大学医学部内科学講座循環体液制御学分野）, 彦坂 ともみ（宮崎大学医学部内科学講座循環体液制御学分野）, 星子 新理（宮崎大学医学部内科学講座循環体液制御学分野）, 松本 英丈（宮崎大学医学部内科学講座循環体液制御学分野）, 早稲田 文子（宮崎大学医学部内科学講座循環体液制御学分野）, 芦塚 伸也（宮崎大学医学部内科学講座循環体液制御学分野）, 稲津 東彦（宮崎大学医学部内科学講座循環体液制御学分野）, 北村 和雄（宮崎大学医学部内科学講座循環体液制御学分野） |
| 抄録 | 【背景】後腹膜原発悪性軟部腫瘍の治療は外科的切除が第一選択であるが、切除後再発を繰り返し化学療法の適応となることも多い。 【対象】当科において後腹膜原発の悪性軟部腫瘍に対しMAID療法(mesna, adriamycin, ifosfamide, dacarbazine)を施行した4症例を検討する。 【結果】年齢中央値は64.5歳(55-70歳)。性別は男性3例、女性1例。病理組織は脂肪肉腫3例、平滑筋肉腫1例。MAID療法施行前にすべての症例で原発巣の切除が行われ、すべての症例で原発巣の再発を生じ追加切除が施行されていた。MAID療法開始前の手術回数は中央値で2.5回(2-6回)であった。MAID療法の投与コースは中央値で7.5コース(5-13コース)。本抄録提出時に3症例が生存しており、生存期間は145-847日であった。1例に心毒性を認めた。 【結語】少数例の検討であるが、後腹膜原発の悪性軟部腫瘍に対するMAID療法は予後の延長に寄与している可能性があると考えた。 |
| 索引用語 | 後腹膜悪性軟部腫瘍, MAID療法 |