セッション情報 | 特別企画2「これからを担う消化器専門医の育成:われわれの取り組みと課題-外科の立場から-」 |
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タイトル | SP2-01:当科における学生教育の現状について |
演者 | 柴尾 和徳(産業医科大学医学部第一外科) |
共同演者 | 荒瀬 光一(産業医科大学医学部第一外科), 松本 健太郎(産業医科大学医学部第一外科), 金光 秀一(産業医科大学医学部第一外科), 皆川 紀剛(産業医科大学医学部第一外科), 鳥越 貴行(産業医科大学医学部第一外科), 日暮 愛一郎(産業医科大学医学部第一外科), 中山 善文(産業医科大学医学部第一外科), 岡本 好司(産業医科大学医学部第一外科), 山口 幸二(産業医科大学医学部第一外科) |
抄録 | 近年、マスコミにも取り上げられている外科医の減少は社会的問題となっている。それにも関わらず、現在の初期研修カリキュラムでは外科のローテーションが必須項目から除外され、研修医が自分の専門を決定する重要な時期に現場での外科教育に接触する機会が著しく減少することとなった。そのため、これまで以上に医学部学生に対する外科教育は重要となっており、さらには中高生の頃より外科に対する興味を喚起するアーリーエクスポージャーが必要と考えている。当科では、テキストや講義では伝わりづらい外科の魅力を伝えるため、以下のような試みを行っている。1. KIDS SEMINAR: 中高生を対象に実際の手術器材やシミュレーターを用いたセミナーを第1回を2008年8月に行い、第3回を前回の本学会期間中に行った。2.ベッドサイド実習:当大学5年生ポリクリ学生対象にドライラボを用いた外科基本手技実習、豚皮を用いた縫合実習、ドライボックスを用いた内視鏡外科実習などを各グループ毎に行っている。とくに内視鏡外科実習では、単孔式内視鏡外科手術に対応したトレーナーを用い、最先端の外科手技を体験することで外科手術の魅力を体験してもらっている。3.セミナー:当大学医学生(学年問わず)で外科に興味を持っている学生を対象に年に2回程度のドライラボでの縫合、吻合セミナーや内視鏡外科セミナーを開催している。希望者にはセミナー後に会食、歓談の機会を設定している。学生にとって医師と直接話すことで様々な情報を得ることができると好評を得ている。以上のような取り組みで学生の外科に対する興味を引き出すことには成功しており、入局者の増加に一部貢献できていると考えているが、中長期的な効果に関しては今後の評価が必要と考えている。 |
索引用語 | ダミー, ダミー |