セッション情報 学生発表

タイトル 学01:

高度肥満患者に対して腹腔鏡下胆嚢摘出術を行った1例

演者 川上 龍三郎(産業医科大学医学部 第1外科)
共同演者 上原 智仁(産業医科大学医学部 第1外科), 沢津橋 佑典(産業医科大学医学部 第1外科), 荒瀬 光一(産業医科大学医学部 第1外科), 柴尾 和徳(産業医科大学医学部 第1外科), 日暮 愛一郎(産業医科大学医学部 第1外科), 山口 幸二(産業医科大学医学部 第1外科)
抄録  近年、食事の欧米化により肥満者が増加傾向にあり、超肥満者の腹部手術を経験する。今回、超肥満者のReduce port surgeryでの腹腔鏡下胆嚢摘出術を経験したので報告する。症例は31歳、男性。平成23年5月に右季肋部痛で近医受診、精査で胆嚢結石症と診断され、手術目的で当院紹介受診となった。身長186cm、体重160kg、BMI 46.6と肥満体であった。手術を施行するにあたって血栓予防、ポート留置の工夫、胆嚢頸部展開のため術野確保の工夫、を考慮した上で手術を施行した。手術時間210分、出血150mlであった。術後経過は良好で術後5日で退院となった。超肥満者においても腹腔鏡下胆嚢摘出術は術中の工夫によって十分な視野確保が行え、低侵襲かつ安全に手術が施行できると考えられた。
索引用語 高度肥満, 胆嚢結石症