セッション情報 一般演題

タイトル 119:

大網原発の巨大GISTの1例

演者 岡本 梨沙(国立病院機構 九州医療センター 消化器科DELIMITER国立病院機構 九州医療センター 臨床研究センター)
共同演者 柿ヶ尾 佳奈(国立病院機構 九州医療センター 消化器科DELIMITER国立病院機構 九州医療センター 臨床研究センター), 澤村 紀子(国立病院機構 九州医療センター 消化器科DELIMITER国立病院機構 九州医療センター 臨床研究センター), 原口 和大(国立病院機構 九州医療センター 消化器科DELIMITER国立病院機構 九州医療センター 臨床研究センター), 水谷 孝弘(国立病院機構 九州医療センター 消化器科DELIMITER国立病院機構 九州医療センター 臨床研究センター), 藤山 隆(国立病院機構 九州医療センター 消化器科DELIMITER国立病院機構 九州医療センター 臨床研究センター), 後藤 和人(国立病院機構 九州医療センター 消化器科DELIMITER国立病院機構 九州医療センター 臨床研究センター), 國府島 庸之(国立病院機構 九州医療センター 消化器科DELIMITER国立病院機構 九州医療センター 臨床研究センター), 吉本 剛司(国立病院機構 九州医療センター 消化器科DELIMITER国立病院機構 九州医療センター 臨床研究センター), 河邉 顕(国立病院機構 九州医療センター 消化器科DELIMITER国立病院機構 九州医療センター 臨床研究センター), 福嶋 伸良(国立病院機構 九州医療センター 消化器科DELIMITER国立病院機構 九州医療センター 臨床研究センター), 福泉 公仁隆(国立病院機構 九州医療センター 消化器科DELIMITER国立病院機構 九州医療センター 臨床研究センター), 松浦 秀司(国立病院機構 九州医療センター 放射線科DELIMITER国立病院機構 九州医療センター 臨床研究センター), 櫻井 眞人(国立病院機構 九州医療センター 外科DELIMITER国立病院機構 九州医療センター 臨床研究センター), 池尻 公二(国立病院機構 九州医療センター 外科DELIMITER国立病院機構 九州医療センター 臨床研究センター), 桃崎 征也(国立病院機構 九州医療センター 病理DELIMITER国立病院機構 九州医療センター 臨床研究センター), 中牟田 誠(国立病院機構 九州医療センター 消化器科DELIMITER国立病院機構 九州医療センター 臨床研究センター), 原田 直彦(国立病院機構 九州医療センター 消化器科DELIMITER国立病院機構 九州医療センター 臨床研究センター), 中村 和彦(九州大学大学院病態制御内科学)
抄録 症例は80歳女性。検診目的に20XX年3月前医受診。腹部エコー検査にて腹部腫瘤を指摘され、精査加療目的に当院紹介された。当院上腹部~骨盤造影CT検査にて、上腹部右側に、径約9cm大の充実成分と嚢胞成分が混在した境界明瞭な腫瘤を認めた。腹部MRI検査では、同部位に嚢胞変性の強い充実性腫瘤を認めた。上部下部内視鏡検査では特に異常所見は認めず、腸管外のgastrointestinal stromal tumor(以下GIST)が疑われ、当院外科で2011年5月腫瘍摘出術が施行された。腫瘍は90mm×85mmで、右胃大網動静脈のアーケードの外側の大網に存在しており、大網からの栄養血管を認めた。病理組織診断で、紡錘形細胞と、類円形細胞の両方を認め、免疫染色でc-kit(+)、CD34(+)、desmin(-)、αSMA(-)、S-100(-)、AE1/AE3(-)、CD31(-)、Factor8(-)であり、GISTと診断した。又術中、大網との連続性を認めたことより、大網由来のGISTと考えた。現在外来通院中であるが、転移や再発は認めていない。今回我々は、嚢胞性変化を呈した大網由来のGISTに対し手術的に切除した症例を経験したので、若干の文献的考察を加え報告する。
索引用語 大網, 腹部腫瘤