| セッション情報 |
ワークショップ１「炎症性腸疾患の新しい治療戦略」
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| タイトル |
WS1-07：当科でインフリキシマブを投与した潰瘍性大腸炎患者の短期治療成績
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| 演者 |
石田 哲也（大分赤十字病院 消化器内科） |
| 共同演者 |
永松 秀康（大分赤十字病院 消化器内科）, 上尾 哲也（大分赤十字病院 消化器内科）, 高橋 健（大分赤十字病院 消化器内科）, 成田 竜一（大分赤十字病院 消化器内科）, 占部 正喜（大分赤十字病院 消化器内科） |
| 抄録 |
[目的] インフリキシマブ(IFX)はクローン病患者の治療のおいて高い有効性を持つことが報告されてきたが 一方潰瘍性大腸炎（UC）に対しても2010年6月に効能が追加された。今回、当科における潰瘍性大腸炎(UC)に対するIFXの短期の治療効果をまとめたので報告する。 [対象と方法] 2010年6月から2011年7月までの間にIFXが投与された潰瘍性大腸炎患者29例、平均年齢37.8歳、男性20例、女性9例、平均罹病期間50.3ヶ月、全大腸炎型14例/左側大腸炎型13例/直腸炎型2例、適応はステロイド依存:17例 ステロイド抵抗:2例 naïve:10例。臨床効果はMayo scoreを改変して評価した(MUC-DAI)。排便回数スコア、血便スコア、腹痛スコア、患者の印象スコアを0-3で評価し合計スコアで算出した。寛解：MUC-DAI 2以下かつ血便スコア0、改善：MUC-DAI減少度2以上と定義した。投与後8週目に評価した。粘膜治癒：Mayoスコアの内視鏡サブスコアが1以下と定義した。（評価期間はさまざまで８週後から１年程度の間に評価した） [成績] 寛解13例、改善7例、無効9例で、寛解率：45%、有効率（寛解＋改善）:69% 粘膜治癒率：53%、副作用はinfusion reaction：1例、[考案] IFXは通常の治療法では対処困難な症例に対して優れた臨床効果を発揮することに加え、副作用の発現も他の免疫調節剤に対して少なく、受容性の高い治療法と思われた |
| 索引用語 |
潰瘍性大腸炎, インフリキシマブ |
