セッション情報 一般演題

タイトル 113:

大腸inflammatory myoglandular polypの1例

演者 上野 雄一(鹿児島厚生連病院 消化器内科)
共同演者 中尾  慎二(鹿児島厚生連病院 消化器内科), 福田  芳生 (鹿児島厚生連病院 消化器内科), 大石  一郎 (鹿児島厚生連病院 消化器内科), 宮原 広典 (鹿児島厚生連病院 消化器内科), 徳重  浩一(鹿児島厚生連病院 消化器内科), 谷口  謙一郎(鹿児島厚生連病院 消化器内科), 中村  勇一(鹿児島厚生連病院 消化器内科), 山筋  忠(鹿児島厚生連病院 消化器内科), 前之原 茂穂(鹿児島厚生連病院 消化器内科)
抄録 症例は71歳男性。便潜血陽性にて下部内視鏡検査予定であったが,少量の下血があり早めの検査希望があったためH23.6月検査を行った。下行結腸にφ20mmのIspポリープを認め色素撒布では正常ピットであったが,一部陥凹を認め同部位を生検し異型の細胞を認めたが診断には至らなかった。悪性の可能性もあるため,同年7月EMR目的に下部内視鏡検査施行。ピオクタニンで不染を伴う正常pitとして染色された。型どおりEMR施行し,IMGP(inflammatory myoglandular polyp)の診断に至った。IMGPは1992年中村らによって提唱された比較的新しい腸管ポリープの疾患概念である。肉眼的には悪性との鑑別は困難であるが,悪性化はないかきわめて稀とされており,非腫瘍性ポリープの鑑別として今後の症例蓄積が必要と考えられるため報告する。
索引用語 大腸腫瘍, IMGP