| セッション情報 | 研修医発表（卒後2年迄） |
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| タイトル | 研23：悪性腹膜中皮腫の1例 |
| 演者 | 福嶋 真弥（社会医療法人仁愛会 浦添総合病院） |
| 共同演者 | 普久原 朝史（社会医療法人仁愛会 浦添総合病院）, 海田 正俊（社会医療法人仁愛会 浦添総合病院）, 屋嘉比 聖一（社会医療法人仁愛会 浦添総合病院）, 松川 しのぶ（社会医療法人仁愛会 浦添総合病院）, 末吉 宰（社会医療法人仁愛会 浦添総合病院）, 小橋川 嘉泉（社会医療法人仁愛会 浦添総合病院）, 仲村 将泉（社会医療法人仁愛会 浦添総合病院）, 内間 庸文（社会医療法人仁愛会 浦添総合病院） |
| 抄録 | 【症例】69歳．女性【既往歴】腹腔鏡下胆嚢摘出術，高血圧，高コレステロール血症．【生活歴】飲酒，喫煙なし．アスベスト暴露歴なし．【現病歴】1週間前からの腹痛，腹部膨満感，食思低下にて近医受診．下腹部に圧痛を認め，WBC13900/m3，CRP20.5mg/dlと炎症反応上昇もあり腹膜炎の診断にて当院紹介．精査目的に入院となった．【経過】造影CTにて少量の腹水貯留，腹膜濃染，腹腔内の多発する結節，大網の肥厚認められ癌性腹膜炎疑われた．CTでは他に病変は認めず．上部消化管内視鏡検査，下部消化管内視鏡検査は異常なかった．腹水細胞診では，悪性細胞は認めず．腹水のヒアルロン酸が18665ng/mlと高値を認め，悪性腹膜中皮腫が疑われた．確定診断目的に腹腔鏡下で腫瘍生検を行った．病理診断は悪性腹膜中皮腫（上皮型）であった．シスプラチン，ゲムシタビン併用療法を行うこととなった．2コース終了した時点で，腹水は少量となり，腹痛も消失した．シスプラチンによる腎機能障害を認めたが，補液にて軽快した．今回我々は比較的まれな悪性腹膜悪性中皮腫を経験したので，若干の文献的考察を加えて報告する． |
| 索引用語 | 悪性腹膜中皮腫, 化学療法 |