セッション情報 Freshman Session(卒後2年迄)

タイトル

Ball valve syndromeをきたし、内視鏡下に整復後、切除した胃穹窿部GISTの1例

演者 岡吉 倫弘(春秋会 城山病院 消化器センター 外科)
共同演者 新田 敏勝(春秋会 城山病院 消化器センター 外科), 山口 敏史(春秋会 城山病院 消化器センター 内科), 平田 好正(春秋会 城山病院 消化器センター 内科), 川上 研(春秋会 城山病院 消化器センター 内科), 川崎 浩資(春秋会 城山病院 消化器センター 外科), 東野 健(春秋会 城山病院 消化器センター 内科), 石橋 孝嗣(春秋会 城山病院 消化器センター 外科), 樋口 和秀(大阪医科大学 第二内科)
抄録 症例は76歳、女性。突然の心窩部痛、嘔吐を主訴に当院救急外来を受診された。上部消化管内視鏡検査所見では、胃穹窿部から索状物が認められ、幽門洞へ引き込まれていた。また腹部造影CT検査では、十二指腸球部に占有する5cm大の腫瘤陰影を認めた。まず、術前に用手圧迫を併用し内視鏡下に整復を行い、胃穹窿部から発生したGISTと診断し、小切開による胃部分切除術を施行した。病理組織学的にもc-kit(+)CD34(+)でGISTであった。ball valve syndromeをきたした症例に対し、内視鏡下に嵌頓を解除し、適切な加療を行えた1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する。
索引用語 Ball valve syndrome, GIST