セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 粗大石灰化を伴った膵神経内分泌腫瘍の一例 |
演者 | 佐々木 翔(淀川キリスト教病院 消化器病センター 消化器内科 ) |
共同演者 | 居軒 和也(淀川キリスト教病院 消化器病センター 消化器内科 ), 八木 洋輔(淀川キリスト教病院 消化器病センター 消化器内科 ), 荻巣 恭平(淀川キリスト教病院 消化器病センター 消化器内科 ), 黒田 純子(淀川キリスト教病院 消化器病センター 消化器内科 ), 末吉 伸行(淀川キリスト教病院 消化器病センター 消化器内科 ), 山岡 優子(淀川キリスト教病院 消化器病センター 消化器内科 ), 廣吉 康秀(淀川キリスト教病院 消化器病センター 消化器内科 ), 吉中 勇人(淀川キリスト教病院 消化器病センター 消化器内科 ), 阿南 隆洋(淀川キリスト教病院 消化器病センター 消化器内科 ), 稲垣 恭和(淀川キリスト教病院 消化器病センター 消化器内科 ), 叶多 篤史(淀川キリスト教病院 消化器病センター 消化器内科 ), 渡辺 明彦(淀川キリスト教病院 消化器病センター 消化器内科 ), 有坂 好史(淀川キリスト教病院 消化器病センター 消化器内科 ), 菅原 淳(淀川キリスト教病院 消化器病センター 消化器内科 ), 向井 秀一(淀川キリスト教病院 消化器病センター 消化器内科 ) |
抄録 | 症例は50歳代、女性。健診の腹部超音波検査にて膵尾部の石灰化を指摘され、当院で精査を行った。血液検査ではCEA、CA19-9、エラスターゼ1の上昇はなかった。CTでは、膵尾部に径12mm大の粗大石灰化と、径20mm大の辺縁に淡い造影効果のある腫瘤を認めた。MRIでは、DWIで高信号・T1WIで低信号・T2WIで等信号であった。EUSでは、膵尾部に径20mm大の低エコー腫瘤と、その尾側に石灰化を疑う高エコー域を認めた。ERCPでは、膵尾部の主膵管途絶を認め、膵液吸引細胞診と擦過細胞診の結果は陰性であった。通常型膵癌を疑い、膵体尾部・脾合併切除術を施行した。sT2,sN0,sM0,stage2aであった。病理組織は、Synaptophysin陽性、ChromograninA一部陽性で、神経内分泌腫瘍と診断した。膵尾部の粗大石灰化を伴った神経内分泌腫瘍の一例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する。 |
索引用語 | 膵, 神経内分泌腫瘍 |