セッション情報 一般演題

タイトル 162:

当院における大腸未分化癌の臨床病理学的検討

演者 野口 忠昭(大腸肛門病センター高野病院 外科)
共同演者 緒方 俊二(大腸肛門病センター高野病院 外科), 山田 一隆(大腸肛門病センター高野病院 外科), 深見 賢作(大腸肛門病センター高野病院 外科), 入江 朋子(大腸肛門病センター高野病院 外科), 佐藤 太一(大腸肛門病センター高野病院 外科), 中村 寧(大腸肛門病センター高野病院 外科), 村田 隆二(大腸肛門病センター高野病院 外科), 田中 正文(大腸肛門病センター高野病院 外科), 福永 光子(大腸肛門病センター高野病院 外科), 佐伯 泰慎(大腸肛門病センター高野病院 外科), 久野 三朗(大腸肛門病センター高野病院 外科), 辻 順行(大腸肛門病センター高野病院 外科), 高野 正博(大腸肛門病センター高野病院 外科)
抄録 大腸未分化癌は大腸癌の0.1%と稀で、予後は極めて不良とされている。最近当院で直腸未分化癌を経験したため、過去に経験した症例と合わせて報告する。症例は70歳女性。肛門痛を主訴として2012年6月に当院初診。DL3cmに下縁を有する全周性狭窄があり直腸癌と診断。(生検tub1-2)、CEAが15.2と高値.傍大動脈及び左鎖骨下リンパ節への転移がみられ、Hartmann手術、D1郭清を施行した。病理結果はundifferentiated adenocarcinoma、ly3, v3, INFcで、最終判定は、RaRbRs, SE, N3(263,273,283)、H1,P0, M1(216a2~b2、Virchow)であった。術後XELOXを1回施行したが2回目以降は拒否され、現在外来通院中である。当院では1986年~1998年までに大腸未分化癌8例を経験している。その背景は平均年齢63歳、男女比1:1。部位は盲腸 1例、直腸5例(Rs 1例、Ra 1例、Rb 3例)肛門管 2例.術式はAPR 5例、LAR1例、Hartmann 1例、右半結腸切除1例であった。肉眼型は2型2例、3型3例、5型3例で、臨床病期は1 1例、3a 2例、4 5例であった。臨床病期1の症例では長期生存が得られているが、他の7例では平均生存日数は182日(47~332日)と予後不良であった。術後化療は1例のみに施行された。大腸未分化癌の定義には時代的変遷がみられ、1990年代までの症例では内分泌細胞癌の混在等の可能性もあるため、免疫染色などの追加を依頼中である。
索引用語 大腸未分化癌, 直腸癌