セッション情報 | 専修医発表(卒後3-5年迄) |
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タイトル | 専55:PEG-IFN/RBV併用療法により高度房室ブロックをきたしたC型慢性肝炎の1例 |
演者 | 伊集院 翔(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 消化器疾患・生活習慣病学) |
共同演者 | 小田 耕平(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 消化器疾患・生活習慣病学), 大野 香織(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 消化器疾患・生活習慣病学), 椨 一晃(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 消化器疾患・生活習慣病学), 豊倉 恵理子(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 消化器疾患・生活習慣病学), 大重 彰彦(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 消化器疾患・生活習慣病学), 今中 大(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 消化器疾患・生活習慣病学), 熊谷 公太郎(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 消化器疾患・生活習慣病学), 馬渡 誠一(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 消化器疾患・生活習慣病学), 玉井 努(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 消化器疾患・生活習慣病学), 森内 昭博(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 消化器疾患・生活習慣病学), 宇都 浩文(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 消化器疾患・生活習慣病学), 桶谷 真(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 消化器疾患・生活習慣病学), 東福 勝徳(医療法人 青仁会 池田病院 循環器内科), 池田 大輔(医療法人 青仁会 池田病院 循環器内科), 井戸 章雄(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 消化器疾患・生活習慣病学), 坪内 博仁(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 消化器疾患・生活習慣病学) |
抄録 | 【症例】69歳,女性 【現病歴】56歳時にC型慢性肝炎と診断された.肝庇護療法で経過観察されていたが,2010年8月,C型慢性肝炎に対するインターフェロン治療導入目的に当科入院となった. 【治療経過】入院時の血液検査ではWBC 4730/μl,Neutro 1987/μl,Hb 14.3 g/dl,Hct 42%,Plt 16.6万/μl, AST 81 IU/l,ALT 40 IU/l, T-Bil 0.7 mg/dl,HCV-RNA 7.0 LogIU/ml,genotype 1bで,肝生検では新犬山分類A2F2であった.PEG-IFNα2b/RBV併用療法を開始し,12週目でHCV-RNA陰性化が得られたが,治療開始後,倦怠感と貧血の進行 (Hb 10.8 g/dl) を認めた.治療開始12週目には労作時の動悸が出現したため,ホルター心電図検査を施行し,心室性期外収縮を認めたものの心エコーでは壁運動の異常は認めなかった.しかし,その後も症状は持続し,16週目に徐脈 (HR 38/分) 及び心電図検査で高度房室ブロックを認め,近医入院となりペースメーカー植込術を施行された.ペースメーカー植込術後,PEG-IFN/RBV併用療法を再開し,48週間の治療を完遂しSVRが得られた. 【結語】PEG-IFN/RBV併用療法により高度房室ブロックをきたし,ペースメーカー植込を要したC型慢性肝炎の1例を経験した.PEG-IFN/RBV併用療法による房室ブロックの症例報告は少ないが,重篤で注意すべき合併症であると考え文献的考察も含め報告する. |
索引用語 | インターフェロン, 高度房室ブロック |