セッション情報 一般演題

タイトル 054:

鉄欠乏性貧血が発見契機となり、術前にカプセル内視鏡とダブルバルーン小腸内視鏡にて指摘しえた回腸カルチノイドの1例

演者 井深 貴士(岐阜大学 医学部 消化器病態学)
共同演者 荒木 寛司(岐阜大学 医学部 消化器病態学), 小澤 範高(岐阜大学 医学部 消化器病態学), 小原 功輝(岐阜大学 医学部 消化器病態学), 中西 孝之(岐阜大学 医学部 消化器病態学), 永野 淳二(岐阜大学 医学部 消化器病態学), 久保田 全哉(岐阜大学 医学部 消化器病態学), 小野木 章人(岐阜大学 医学部 消化器病態学), 建部 英春(犬山中央病院 消化器内科), 白木 亮(岐阜大学 医学部 消化器病態学), 今尾 祥子(岐阜大学 医学部 消化器病態学), 清水 雅仁(岐阜大学 医学部 消化器病態学), 伊藤 弘康(岐阜大学 医学部 消化器病態学), 森脇 久隆(岐阜大学 医学部 消化器病態学), 日下部 光彦(犬山中央病院 外科)
抄録 症例は50歳女性。前医にて狭心症のためイコサペント酸エチルなどにて加療中であった。2011年1月血液検査にてHb7.7g/dlと貧血を認めた。血液検査にて鉄欠乏性貧血と診断された。鉄剤にて貧血は改善するものの、鉄剤の中止にて再び血清鉄の低下を認めた。上部消化管内視鏡検査、大腸内視鏡検査、腹部造影CT検査を施行されたが、貧血の原因は認めなかった。2012年4月小腸検査目的にて当院紹介となった。カプセル内視鏡検査にて全小腸を観察し回腸に頂部に潰瘍を伴う単発の粘膜下腫瘍を認めた。ダブルバルーン小腸内視鏡検査にてバウヒン弁より80cmの回腸に頂部にびらんを伴うやや黄色調の粘膜下腫瘍を認めた。近傍に点墨を行い、後日腹腔鏡下小腸部分切除術を行った。手術標本では8×7mmの黄色の隆起性病変を認め、病理結果はNET G1,カルチノイドであった。固有筋層への浸潤を認め、また脈管侵襲を認めた。術後鉄欠乏性貧血は改善した。カプセル内視鏡にて指摘しダブルバルーン小腸内視鏡検査にて点墨することで、低侵襲な腹腔鏡下手術が可能となった。
索引用語 回腸カルチノイド, カプセル内視鏡