セッション情報 | 一般演題(専修医(卒後3-5年)) |
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タイトル | 024:白血球増加・貧血を契機に発見されたG-CSF産生性胃癌の一例 |
演者 | 城代 康貴(藤田保健衛生大学病院) |
共同演者 | 大久保 正明(藤田保健衛生大学病院), 柴田 知行(藤田保健衛生大学病院), 河村 知彦(藤田保健衛生大学病院), 中井 遥(藤田保健衛生大学病院), 大森 崇史(藤田保健衛生大学病院), 生野 浩和(藤田保健衛生大学病院), 市川 裕一朗(藤田保健衛生大学病院), 釜谷 明美(藤田保健衛生大学病院), 米村 穣(藤田保健衛生大学病院), 小村 成臣(藤田保健衛生大学病院), 丸山 尚子(藤田保健衛生大学病院), 鎌野 俊彰(藤田保健衛生大学病院), 石塚 隆充(藤田保健衛生大学病院), 中川 義仁(藤田保健衛生大学病院), 長坂 光夫(藤田保健衛生大学病院), 平田 一郎(藤田保健衛生大学病院) |
抄録 | 【症例】80代男性【現病歴】他院で白血球増加、貧血を指摘され精査目的に当院総合診療内科を紹介受診。精査のため施行したCT、超音波検査にて胃腫瘤、転移性肝腫瘍の疑いを指摘され当科へ精査依頼。上部消化管内視鏡(GIS)施行したところ噴門部に巨大な3型腫瘤を認めたため精査加療目的に当科へ入院。生検病理結果は扁平上皮癌であったが、病変の主体は噴門部~体部で明らかな食道への浸潤は認めず、胃扁平上皮癌と診断。【入院後経過】全身精査の結果、傍大動脈領域リンパ節転移と多発肝転移を認め進行胃癌StageIVと診断し、治療方針としては化学療法(TS-1+CDDP)を選択した。現在も化学療法により治療継続中である。【考察】本症例では受診時より白血球増加著明で徐々に増加傾向を示し、血中G-CSFも高値を認めたことから、G-CSF産生腫瘍の可能性も考え、生検組織の追加免疫染色を施行。一部に陽性反応は認めており、断定はできないもののG-CSF産生性胃癌の可能性もあると考えられた。【結語】比較的稀と考えられるG-CSF産生性胃癌を疑われる一例を経験したので若干の考察を加え報告する。 |
索引用語 | 胃癌, G-CSF |