セッション情報 一般演題

タイトル 028:

心窩部痛で発症し内視鏡的切除により症状の消失が認められた胃ポリープの1例

演者 市川 裕一朗(藤田保健衛生大学 消化管内科)
共同演者 柴田 知行(藤田保健衛生大学 消化管内科), 河村 知彦(藤田保健衛生大学 消化管内科), 中井 遥(藤田保健衛生大学 消化管内科), 大森 崇史(藤田保健衛生大学 消化管内科), 城代 康貴(藤田保健衛生大学 消化管内科), 生野 浩和(藤田保健衛生大学 消化管内科), 小村 成臣(藤田保健衛生大学 消化管内科), 米村 穣(藤田保健衛生大学 消化管内科), 釜谷 明美(藤田保健衛生大学 消化管内科), 大久保 正明(藤田保健衛生大学 消化管内科), 丸山 尚子(藤田保健衛生大学 消化管内科), 鎌野 俊彰(藤田保健衛生大学 消化管内科), 石塚 隆充(藤田保健衛生大学 消化管内科), 中川 義仁(藤田保健衛生大学 消化管内科), 長坂 光夫(藤田保健衛生大学 消化管内科), 平田 一郎(藤田保健衛生大学 消化管内科)
抄録 38歳男性,平成23年末から続く心窩部痛が出現し近医受診。上部消化管内視鏡検査で胃体下部大彎に径約25mm大の表面が発赤し、辺縁やや不整な隆起性病変が認められ、同部位からの生検でinflammatory granulation tissueと診断された。酸分泌抑制剤、胃粘膜防御製剤などで経過をみられていたが、症状の改善なく当院に紹介となった。当院の内視鏡検査でも胃体下部大彎に径約25mm大の表面発赤した一部陥凹を伴う隆起性病変を認めた。NBI観察では腺管の過形成を認めたが、不整像に乏しかった。超音波内視鏡では、第3層を主座とする内部に高エコーと低エコーの混在する像を認めた。当院受診時も空腹時に増強する心窩部痛を訴え、ピロリ菌陽性であったため除菌治療を行うも症状の改善は得られず、内視鏡的にも腫瘤の消退は認められなかった。本人と相談の上、内視鏡的に切除し診断および治療を行うことを予定し、入院にて内視鏡的切除を行った。術中、特に顕著な出血もなく終了した。内視鏡的切除後は腹部症状も消失し合併症なく退院となる。病理学的検索ではびらん、過形成を伴う多彩な炎症性細胞の浸潤を認める肉芽形成性のinflammatory fibroid polypと診断された。その後、外来でも症状の再燃なく経過良好である。内視鏡的切除の有効性につき文献的考察を踏まえ報告する。
索引用語 胃inflammatory fibroid polyp, 内視鏡的切除