セッション情報 一般演題

タイトル 49:

当院過去2年間における消化器癌化学療法症例の治療中止理由・レジメン変更理由の検討

演者 田中 洋輔(社会医療法人近森病院 外科)
共同演者 坪井 香保里(社会医療法人近森病院 外科), 榮枝 弘司(社会医療法人近森病院 消化器内科), 岡田 光生(社会医療法人近森病院 消化器内科), 高松 正宏(社会医療法人近森病院 消化器内科), 近森 正康(社会医療法人近森病院 消化器内科), 富田 秀春(社会医療法人近森病院 消化器内科), 吉本 香里(社会医療法人近森病院 消化器内科), 斎藤 純子(社会医療法人近森病院 消化器内科), 市川 博源(社会医療法人近森病院 消化器内科), 北岡 真由子(社会医療法人近森病院 消化器内科), 八木 健(社会医療法人近森病院 外科), 北川 尚史(社会医療法人近森病院 外科)
抄録 【目的】当院の消化器癌化学療法の傾向を知るため、過去2年間の化療症例の化学療法を中止した理由とレジメン変更理由を検討した。【対象と方法】外来・入院化療症例を対象とし、内服抗癌剤単独のみの症例は除外した。治療中止理由・レジメン変更理由はカルテ記載、画像診断、腫瘍マーカー値から判断した。【結果】胃癌化療症例は22例、うち15例が中止しており、中止理由は緩和ケア移行5、PD 4、好中球減少による感染症2、間質性肺炎1、他病死1、本人希望1、転院1であった。PD以外のレジメン変更理由としては下痢腹痛1があった。大腸癌化療症例は32例、うち14例が中止しており、中止理由は緩和ケア移行8、PD 3、他病1、精神病1、本人希望1であった。PD以外のレジメン変更理由としてはアレルギー1、末梢神経障害4、AEによる本人希望2、HBV活性化1があった。膵胆道癌化療症例は37例、うち28例が中止しており、中止理由は緩和ケア移行17、PD 3、肝膿瘍胆道感染症3、肝性脳症1、他病3、転院1であった。PD以外のレジメン変更理由としてはAEによる本人希望1があった。【結語】当院はPDとなる前に緩和ケアに移行する症例が多い。高齢者が多いことも一因と考えられる。
索引用語 化学療法, 中止