セッション情報 |
一般演題
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タイトル |
58:バレット腺癌が疑われ、悪性狭窄に対してステント及び放射線治療が有効であった食道胃接合部癌の1症例
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演者 |
古田 聡(国立病院機構 愛媛病院 消化器内科) |
共同演者 |
古川 恵理(国立病院機構 愛媛病院 消化器内科), 廣岡 可奈(国立病院機構 愛媛病院 消化器内科), 山内 一彦(国立病院機構 愛媛病院 消化器内科), 久保 義一(国立病院機構 愛媛病院 消化器内科) |
抄録 |
【症例】81歳、女性【主訴】食欲低下【飲酒歴】なし【喫煙歴】20本/日×70年【現病歴】約半年前より食欲低下が出現、1ヶ月前より嚥下時に詰まる感じが出現し、平成24年2月17日、当科を受診した。上部消化管内視鏡検査にて切歯列より20cm~32cmの範囲にバレット食道を認め、下端に高度な狭窄を認めた。狭窄部からの生検の結果、低分化腺癌であった。【経過】2月19日、食道ステント留置目的で入院した。入院後の胸腹部CT検査にて、食道下部から胃噴門部にかけて5.5×4cmの腫瘤を認めた。2月24日、内視鏡及び透視下に狭窄部をバルーンで拡張した後、ステントを留置した。3月2日、内視鏡検査で胃内の観察が可能となり、噴門部他、胃内に病変を認めなかった。ステント留置後、経口摂取が可能となったが、3月14日より再び、食事が詰まるようになった。CT検査にて腫瘍は急速に増大し、ステントが圧迫され狭窄していた。内視鏡下にステントをバルーンで拡張した。その後3月16日から3月30日に、RTを計30Gy行った。4月2日、CT検査で腫瘍は縮小傾向にあり、ステントへの圧迫はなかった。4月6日、内視鏡検査でもステントは開存しており、4月9日退院した。【結語】内視鏡像よりバレット腺癌が疑われ、悪性狭窄に対してステント及び放射線治療が有効であった食道胃接合部癌を経験したので報告する。 |
索引用語 |
バレット腺癌, 放射線治療 |