セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 小腸GIST破裂による腹腔内出血の1例 |
演者 | 金藤 光博(岡山済生会総合病院) |
共同演者 | 吉岡 正雄(岡山済生会総合病院), 足立 卓哉(岡山済生会総合病院), 下村 泰之(岡山済生会総合病院), 關 杏奈(岡山済生会総合病院), 後藤田 達洋(岡山済生会総合病院), 齋藤 玄哲(岡山済生会総合病院), 山本 久美子(岡山済生会総合病院), 藤井 雅邦(岡山済生会総合病院), 伊藤 守(岡山済生会総合病院), 石山 修平(岡山済生会総合病院), 藤原 明子(岡山済生会総合病院), 塩出 純二(岡山済生会総合病院), 糸島 達也(岡山済生会総合病院) |
抄録 | 症例は75歳,女性.4日前からの下腹部痛を主訴に前医を受診し,精査目的で当院を紹介受診した.CTで腹腔内出血を伴う径6cmの骨盤内腫瘤を認めた.病変は上腸間膜動脈から栄養されており,小腸腫瘍の破裂と診断し,GISTが最も疑われた.内視鏡検査では異常所見を認めなかったため,小腸腫瘍の腹腔内破裂による出血として手術を施行した.手術所見は骨盤内に血性腹水と血腫がみられ,Treiz靭帯から5cm肛門側の腸間膜対側の腸管からの壁外発育型と思われる腫瘍を認め,腫瘍を含めて小腸部分切除術を施行した.病理組織検査で短紡錘形~類円形を有する腫瘍細胞が束状に錯綜しながら増殖していた.免疫染色でc-kit陽性を示し,GISTと診断された.術後1か月目よりメチル酸イマチニブを内服開始し,術後2か月間無再発生存中である.今回我々は急性腹症によって発症し,小腸GIST破裂による腹腔内出血に対し切除手術を施行した1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する. |
索引用語 | 小腸GIST, 破裂 |