セッション情報 | 中国支部専修医奨励賞(卒後3-5年迄) |
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タイトル | PET-CTを契機に発見された男性膵solid-pseudopapillary neoplasmの1例 |
演者 | 鳩岡 正浩(広島市立安佐市民病院 消化器内科) |
共同演者 | 桑原 桑健一(広島市立安佐市民病院 消化器内科), 齊藤 裕平(広島市立安佐市民病院 消化器内科), 平野 大樹(広島市立安佐市民病院 消化器内科), 田丸 弓弦(広島市立安佐市民病院 消化器内科), 宮木 英輔(広島市立安佐市民病院 消化器内科), 上田 裕之(広島市立安佐市民病院 消化器内科), 高田 俊介(広島市立安佐市民病院 消化器内科), 脇 浩司(広島市立安佐市民病院 消化器内科), 木村 茂(広島市立安佐市民病院 消化器内科), 永田 信二(広島市立安佐市民病院 内視鏡内科), 辻 恵二(広島市立安佐市民病院 消化器内科), 佐伯 修二(広島市立安佐市民病院 外科), 金子 真弓(広島市立安佐市民病院 臨床検査科) |
抄録 | 【症例】3●歳,男性。【既往歴】特記事項なし。【現病歴】健診でSCC高値にてPET-CT施行したところ,膵尾部に異常集積を指摘され当科紹介された。腹部造影CTでは膵尾部に造影早期相で周囲膵組織より造影効果の乏しい16mm大の腫瘤として認められた。周囲に石灰化成分を伴うが嚢胞成分は認めず,周囲組織への浸潤も認めなかった。腹部MRIではT1WI等信号、T2WI高信号、DWIで著明な高信号を呈していた。ERCPでは膵管に異常を認めなかった。EUSでは膵尾部に14×13mmの境界明瞭の低エコー腫瘤を認めた。確定診断目的でEUS-FNABを施行したところ,HE染色にて類円形小型上皮細胞の増殖および乳頭状集塊の形成を認めた。免疫組織学的検査ではCD10陽性,vimentin陽性,β-catenin陽性,chromogranin A陰性でありsolid-pseudopapillary neoplasm(以下SPN)と診断した。膵体尾部切除術を施行され,病理組織結果ではEUS-FNAの結果と一致した。【結語】膵のSPNは若年女性に好発し症候性に乏しく偶発的に発見されることがある比較的稀な疾患である。嚢胞成分や石灰化の乏しい症例では診断に苦慮する場合がありEUS-FNABが有用とされる。PET-CTを契機に発見された男性膵SPNの1例を経験したので報告した。 |
索引用語 | 膵, SPN |