セッション情報 中国支部研修医奨励賞(卒後2年目迄)

タイトル

サイトメガロウイルス血症を合併した難治性偽膜性腸炎の1例

演者 下地 清史(JA広島総合病院 消化器内科)
共同演者 古土井 明(JA広島総合病院 消化器内科), 冨永 明子(JA広島総合病院 消化器内科), 宮森 純子(JA広島総合病院 消化器内科), 瀧川 英彦(JA広島総合病院 消化器内科), 野中 裕広(JA広島総合病院 消化器内科), 藤本 佳史(JA広島総合病院 消化器内科), 小松 弘尚(JA広島総合病院 消化器内科), 徳毛 宏則(JA広島総合病院 消化器内科), 石田 邦夫(JA広島総合病院 消化器内科)
抄録 症例は86歳女性。近医にて細菌性腸炎疑いで絶食、抗生剤投与にて加療されていたが改善なく、採血にてWBC50000、CRP18と高度炎症反応認め当科紹介入院となった。入院後偽膜性腸炎疑いCDチェック施行し陽性となり偽膜性腸炎と診断しVCM 2g/dayで加療していたが腹痛、発熱は持続し血液データも著明な改善は認められなかった。入院後の採血にてCMVpp65AgC7-HRP陽性となったためガンシクロビル450mg/dayを併用した。その後症状、血液所見共に徐々に改善を認め経口摂取開始後も著変なく経過した。今回我々はサイトメガロウイルス血症を合併し治療に難渋した偽膜性腸炎の1例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する。
索引用語 サイトメガロウイルス, 偽膜性腸炎