セッション情報 一般演題

タイトル

肝血管腫として経過観察開始から4年後、肝内胆管癌と診断しえた1例

演者 日高 匡章(山口県立総合医療センター 外科)
共同演者 須藤 隆一郎(山口県立総合医療センター 外科), 杉山 望(山口県立総合医療センター 外科), 宮崎 健介(山口県立総合医療センター 外科), 峯 由華(山口県立総合医療センター 外科), 高山 厚(山口県立総合医療センター 外科), 深光 岳(山口県立総合医療センター 外科), 上田 晃志郎(山口県立総合医療センター 外科), 金田 好和(山口県立総合医療センター 外科), 野島 真治(山口県立総合医療センター 外科), 安武 隆二郎(消化器内科), 弘中 貢(病理科), 亀井 敏昭(病理科), 善甫 宣哉(山口県立総合医療センター 外科)
抄録 【背景】肝内胆管癌は切除後も予後が悪く、難治性疾患として知られている。また、時に血管腫と鑑別が難しい症例も存在する。今回、C型肝炎、肝細胞癌に対して治療中、血管腫として長期フォローされていた結節が4年後肝内胆管癌と診断された症例を報告する。【症例】70才代、男性、当院消化器内科にて10年前インターフェロン治療後、HCV陰性となった。5年前S8 2cm大の早期濃染を示す肝細胞癌を認め、TACEを2回施行された。4年前より外側区域に1.5cm大、淡い早期濃染、poolingを示す結節を認め、血管腫と診断されフォローされていた。経過観察開始後4年目、血管腫は2cm大へ増大、末梢胆管拡張を伴ってきたため、腫瘍生検を施行した。組織学的に腺癌であり、肝内胆管癌と診断され、当科紹介となった。腹腔鏡補助下肝外側区域切除、肝S8部分切除を施行した。摘出標本で大きさ2.5cm白色調、硬い腫瘍であり、病理学的には胆管癌(2.5cm, ig, vp1, b1)であった。術後経過良好で、術後15日で退院となった。現在、術後7か月であるが、再発は認めていない。【結語】血管腫としてフォロー中、長期経過で肝内胆管癌と診断されることもあるため、注意深い経過観察が必要である。
索引用語 血管腫, 肝内胆管癌