セッション情報 |
シンポジウム3.
H.pylori除菌治療の適応拡大
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タイトル |
S3-08 萎縮性胃炎胃ポリープの除菌治療についての検討
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演者 |
榊原真肇(愛知県がんセンター愛知病院・消化器科) |
共同演者 |
安藤貴文(名古屋大学・消化器内科), 後藤秀実(名古屋大学・消化器内科) |
抄録 |
【目的】萎縮性胃炎の除菌の時期を明らかにする.【方法】早期胃癌125例進行胃癌48例胃炎575例(3親等以内に胃癌の家族歴のある(家族群)181例家族歴のない(非家族群)394例)胃ポリープ52例を対象とした家族群非家族群胃癌の3群に分けて萎縮の程度拡がりひだ腫大びまん性発赤について年特別に比較した.また3群の組織所見も検討した.さらに萎縮性胃炎胃ポリープの除菌を行いシドニー分類の組織所見の変化も4カ所で比較した.【成績1且P感染率は家族群61%非家族群51%であった.非家族群の萎縮の程度は40歳未満では軽度83%中等度17%高度0%40歳代55405%50目代253639%60歳代243739%70歳以上172954%であり50歳以降に萎縮が高度になった家族群では萎縮が高度の症例の割合は40歳未満0%40歳代42%50歳代41%60歳代45%70歳以上55%であり非家旧訳に比べ少し早く40歳代から萎縮が高度になった萎縮の拡がりが02以上の割合は非家族群1625626671%家族群O256768.80%であり50歳以降に拡がりが強くなったひだ腫大は0.91.3IJ1.10.9と111.1L10.8であった.びまん性発赤は非家taeW 1314181.51.5家族9e 1161.91.613であり50歳代が最も強かった以上より除菌の時期は家族群では40歳非家族群でも50歳までに行うべきである次に萎縮性胃炎の除菌後の組織学的萎縮の改善率は前庭粗樫’9 83%(除菌前1+では75%2+では90%3+では86%)大a9 64%(5088100)体部小aj 89%(80Z893)大手100%(100100100)であった.除菌前に萎縮の程度が強くてもどの部位でも萎縮は改善することから50歳以降に除菌しても効果が期待できるしかし除菌前の萎縮が1+の症例はt除菌によりいずれの部位でも正常粘膜に近づく(半数以上)のでできるだけ早い時期に行うことが望ましい【結論】除菌は萎縮が軽度の40歳までに行うことが望ましいがそれ以降に行っても効果は期待できる. |
索引用語 |
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