セッション情報 パネルディスカッション3.

消化器疾患診療ガイドラインの現状と問題点(指定)

タイトル

PD3-03指定 消化性潰瘍診療ガイドラインの作成と問題点

演者 芳野純治(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院内科)
共同演者
抄録 胃潰瘍に対しては厚生労働科学研究費補助金の交付を受けて実施された「胃潰瘍診療ガイドラインの適応と評価に関する研究」により胃潰瘍診療ガイドラインが2002年遅公表され2007年4月には第2版が作成されている.日本消化器病学会による消化性潰瘍ガイドラインでは胃潰瘍に加え十二指腸潰瘍を対象として外科治療内視鏡治療を含めた治療全般についての指針の作成を目的としている.作成を担当するのは担当理事の下に11名の委員とオブザーバー1名から成る作成委員会と5名の委員から成る評価委員会である.項目は1.出血性胃潰瘍・出血性十二指腸潰瘍(1)内視鏡治療(2)非内視鏡治療 2H.pylori除菌治療(1)初期治療(2)レジメン(3)再除菌(4)再発防止 3.非除菌治療(1)初期治療(2)維持療法 4.薬物性潰瘍(1)NSAIDs潰瘍①治療t②予防(2)その他の薬物 5.外科的治療(1)適応(2)術式(3)術後維持療法 6穿孔・狭窄に対する内視鏡治療(1)穿孔(2)狭窄より成りクリ酒醤ル・クェスチョン(CQ)の合計は62項目である.現在このCQに対してステートメント案を作成しt検討を行っている.またフローチャートを作成し診療の流れを明示する予定である.これらの進行の状況について報告する.また現在のところ文献検索を行った期間は1983年から2006年11月まである.ガイドラインの完成との関連もあるが文献検索の期間をどこまでに設定するのか.CQには治療の他に病態・診断を含めるのか、文献のエビデンス・レベルと勧告グレードとの関係やエビデンスのレベルが低い場合での勧告の在り方ガイドラインの形式の統一など今後の検討が必要である.
索引用語