抄録 |
【背景と目的】日本消化器病学会では日常診療における頻度の高い消化器疾患6疾患に対する診療ガイドラインを作成中である.その到達目標として実際的な診療指針を医療者に提供するだけでなく一般向けの情報提供を意識したガイドラインの作成も提案されている本演題は前記6疾患ガイドラインの一つである”胆石症診療ガイドライン”についてその作成作業の進捗状況を会員各位に紹介することを目的とする.その上でt実際的な診療指針作成に向けて幅広く意見や批判を収集してガイドライン作成プロセスの修正を進めることを目指す.【作成方法と結果】工.担当理事1名および10名の作成委員とオブザーバー1名からなる作成委員会から提案され独立した4名からなる評価委員会により妥当性を評価されたクリニカル・クェスチョン(CQ)はA.疫学・病態12件B.診断10件C治療21件D.予後・合御輿5件総数48件であった.2. CQ48件に対する文献検索(医学中央雑誌PubMedCochrane1983年目ら2006年12月まで)でA.4088件B.2459件C.6021件D.863件総計13431件が抽出され作成委員会において最終的に採用文献831日置A191件、B、182件C369件D.89件)を選定した.現在採用文献に対してMinds版診療ガイドラインの手引き「2007年版」に準じて作成委員によるレベル判定を分担作業中であり構造化抄録作成とレベル判定ならびに推奨文(ステートメント)作成段階に入っているt【今後の予定】1.各CQに対するステートメントを作成する際CQの見直しと修正の要否を検討する.2.エビデンスが存在しない場合はコンセンサス方式を取り入れて診療指針を作成する. |