セッション情報 ワークショップ2.

消化器疾患治療におけるクリティカルパス

タイトル

W2-05 病診連携のための胃・十二指腸潰瘍の外来クリティカルパス

演者 大谷友彦(NTT東日本関東病院消化器内科)
共同演者 松橋信行(NTT東日本関東病院消化器内科), 小西敏郎(NTT東日本関東病院外科)
抄録 【目的】病診連携の重要性が強調されているが外来クリティカルパスの試みはまだ大腿骨頚部骨折などごく一部に限られている.我々は外来パスを作って逆紹介を推進してきたが今回は胃・十二指腸潰瘍の外来パスの試みにつき報告する.【方法】当院消化器内科・外科と地域の医院・診療所で消化器疾患の逆紹介推進のための協議会を設置し病院側と診療所側の双方のメンバーで代表的消化器疾患の外来逆紹介パスを作成したそれを使って病院から診療所への逆紹介を実践し逆紹介数の変化を見るとともにパスの役割を評価した【結果】胃・十二指腸潰瘍の外来クリティカルパスは胃潰瘍診療ガイドラインに即したものでHelicobacter pylori ma染の有無別に作り図のようなフU一チャートも併用した.この取り組みにより逆紹介数は大幅に増加した.また胃潰瘍診療ガイドラインに即した治療体系を病院側主治医診療所側主治医患者の3者で共有する助けとなった、【結論】逆紹介を目指した外来クリティカルパスも実践可能であることが示され日義連携の推進に有用と考えられた.
索引用語