セッション情報 |
ワークショップ2.
消化器疾患治療におけるクリティカルパス
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タイトル |
W2-07 Girasolを使用したクリティカルパスの標準化
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演者 |
大野隆(伊勢原協同病院消化器内科) |
共同演者 |
前澤寧(伊勢原協同病院消化器内科), 蓮見桂三(伊勢原協同病院消化器内科) |
抄録 |
クリティカルパスはインフォームド・コンセントの充実や提供される医療の質に医師ごとによる差異が無いようにするツールとして重要でありそれを使用することによりチーム医療の推進医療の質の向上医療の効率化リスクマネージメントが図られる.このように優れたものではあるがクリティカルパスの作製はEBM(Evidence Based Medi-cine)を基にするわけでそれをすべて網羅することは非常な努力が必要となる.また院内では標準化されたとしてもそのクリティカルパスの評価として他の施設のものと比較すると誌上に載る他施設のクリティカルパスを参考にするだけで机上のことに過ぎない.そこで我々はDPC(Diagnosis Procedure Combination)参加病院ごとに提供された診断群分類ごとの実際の医療内容のデータを自在に分析できるMEDI-CAL ARCHITECTS社のGirasolを用いて他施設の状況(在院日数具体的な医療内容出来高に対するDPCの利益等)を検討し我々のクリティカルパスの改善を図っている.方法はDPC参加病院である我々がまず自作のクリティカルパスを作製しそれを使用し二二のデータをGirasolに提供する.その結果その内容が他施設のものと比較して各種指標においてどこに位置するのかが分かる.すなわち実施された医療行為の比較でありさらに目標病院の医療内容(たとえば使用抗生物質など)も見ることが出来る(目標病院の医療内容はある種のEBMと考えることも出来る)このように他施設と比較しながら在院日数医療内容の標準化することが出来るようになりさらにGirasol参加DPC病院の中で利益の少ないクリティカルパスの利益を上げるようにも改善できる.現在の我々の入院クリティカルパスはTAERFAPE工T肝生検ERCPEIS&EVLPEGESDが存在する(ただしESDは出来高払い). |
索引用語 |
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