セッション情報 | 一般演題(口演) |
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タイトル | 017 食道粘膜上皮細胞におけるカプサイシン受容体TRPV1の発現とその意義 |
演者 | 岸本悦子(京都府立医科大学大学院免疫内科学) |
共同演者 | 半田修(京都府立医科大学大学院生体安全医学), 内藤裕二(京都府立医科大学大学院生体機能分析学), 水島かつら(京都府立医科大学大学院免疫内科学), 林奈津子(京都府立医科大学大学院免疫内科学), 平田育大(京都府立医科大学大学院免疫内科学), 尾松達司(京都府立医科大学大学院免疫内科学), 岡山哲也(京都府立医科大学大学院免疫内科学), 鈴木隆裕(京都府立医科大学大学院免疫内科学), 中部奈美(京都府立医科大学大学院免疫内科学), 高木智久(京都府立医科大学大学院生体安全医学), 古倉聡(京都府立医科大学大学院生体安全医学), 市川寛(京都府立医科大学大学院免疫内科学), 吉田憲正(京都府立医科大学大学院消化器内科), 吉川敏一(京都府立医科大学大学院免疫内科学) |
抄録 | 【目的】カプサイシン受容体(TRPV1)は感覚神経に特異的に発現しカプサイシンや酸熱などによって活性化される痛み受容体として知られる.食:道においてもTRPV1は粘膜深層の知覚神経末端に存在し酸逆流などに関連した痛みに関与するとされている.今回ヒト食道上皮細胞株(Het-1ASCC450)においてTRPV1の発現の有無と機能について検討した.【方法】SCC450Het-IAにおいて目刺醜怪でTRPV1の発現をWestern BlotおよびRT-PCRを用いて検討した.またカプサイシン刺激による食道上皮細胞からのIL-8の産生の有無をELISAを用いて検討した」結果】低PH条件下でTRPVIタンパクとmRNAの発現が贈進していた.またHet-1Aをカプサイシンで刺激するとコントロールに比し有意にIL-8産生の増加を認めた.【結論】ヒト食道上皮細胞においてTRPV1の発現が認められまたTRPVIを刺激することによりサイトカインの産生を認めた.このことから食道においてTRPV1は粘膜深層の神経末端のみに存在するのではなく食道上皮にも存在しており食道の知覚過敏への関与の可能性が示唆された. |
索引用語 |