セッション情報 | 一般演題(口演) |
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タイトル | 148 PET/CTで発見された大腸癌・腺腫の検討 |
演者 | 安田聖栄(東海大学消化器外科学) |
共同演者 | 伊藤慎芳(四谷メディカルキューブ消化器内科), 太田雅弘(四谷メディカルキューブ消化器内科), 前田裕次(東海大学消化器外科学), 鈴木俊之(東海大学消化器外科学), 貞廣荘太郎(東海大学消化器外科学), 幕内博康(東海大学消化器外科学) |
抄録 | 【目的】大腸癌は最も頻度の高い癌の一つで予後は他癌に比べ比較的よい.癌検診の有効性が証明されている癌の一つでもある.PETによる進行大腸癌の検出感度は95%と高い結果が報告されている.PETによる大腸癌screeningは便潜血検査と同様確実性で大腸内視鏡検:査に劣るものの可能性を検討する価値がありPET/CTによる大腸癌screening初期の成績を調べた.【対象】2005年5月から2007年4月の2年間に無症状者2023人(複数回受診者含む)にPET/CT検診が実施された.男性1232人女性791人目平均年齢は54士11歳であった.【結果lPET/CTで12人に13の大腸癌・腺腫が発見された.内訳は癌6病巣腺腫内癌2病巣腺腫5病巣である.1名の受診者で癌と腺腫が同時発見された.受診者全体での癌・腺腫内癌の発見頻度は8人/2023人(0.4%)癌・腺腫内癌・腺腫の発見頻度は12人/2023人目0.6%)であった発見癌は臨床病期0期1期II期III期IV期がそれぞれ22220例で全例が内視鏡polypectomyまたは手術で根治が得られた12人の便潜血検査の結果は陽性3人陰性2人検査なしが7人であった.【まとめ】PET/CTで全例が根治切除可能な段階で発見されたまたPET/CT陽性便潜血陰性の癌・腺腫がみられPET/CTによる大腸癌発見頻度(0.4%)は便潜血検査による従来の成績(0.15%)に劣るものでなかった.PET/CT偽陰性偽陽性の成績についても報告する. |
索引用語 |