セッション情報 | 一般演題(口演) |
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タイトル | 150 高齢者における腹腔鏡下大腸癌手術 |
演者 | 井出義人(市立吹田市民病院) |
共同演者 | 冨丸慶人(市立吹田市民病院), 松永寛紀(市立吹田市民病院), 岡田一幸(市立吹田市民病院), 池田宜子(市立吹田市民病院), 太田英夫(市立吹田市民病院), 丸山憲太郎(市立吹田市民病院), 横内秀起(市立吹田市民病院), 衣田誠克(市立吹田市民病院), 村田幸平(市立吹田市民病院) |
抄録 | はじめに:近年社会の高齢化および大腸癌の罹患率増加に伴い高齢者の大腸癌手術の機会が増加している低侵襲手術として腹腔鏡下手術の適応が拡大され大腸癌に対しても腹腔鏡下大腸切除術が積極的に施行されているが高齢者に対する安全性ははっきりしていない.今回我々は当院における高齢者(80歳以上)に対する腹腔鏡下大腸癌手術症例の術後短期成績をretrospectiveに検討しその安全性を考察した.対象・方法:2004年7月~2007年6月目大腸癌手術症例(218例)を対象とし高齢者腹腔鏡下手術(LAC)群高齢者開腹手術(OC)群非高齢者LAC群非高齢者OC群とに分け術後短期成績を比較検討した結果:まず非高齢者LAC群と非高齢者OC群を比較したところLAC群は早期症例が多かったが出血量が少ない排ガス確認日が早い術後在院日数が短い等の利点を認めた同様に高齢者LAC群と高齢者OC群とを比較したところLAC群の方が手術時間は長くなっているが非高齢者で認められた利点が同様に認められた結語:術後短期成績の結果からは腹腔鏡下大腸癌手術は高齢者に対しても安全に行える術式であると考えられた. |
索引用語 |