セッション情報 | 一般演題(口演) |
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タイトル | 196 尾状薬肝細胞癌に対する局所療法の検討 |
演者 | 廣岡昌史(愛媛大学大学院先端病態制御内科学) |
共同演者 | 木阪吉保(愛媛大学大学院先端病態制御内科学), 上原貴秀(愛媛大学大学院先端病態制御内科学), 日浅陽一(愛媛大学大学院先端病態制御内科学), 道堯浩二郎(愛媛大学大学院先端病態制御内科学), 恩地森一(愛媛大学大学院先端病態制御内科学) |
抄録 | [緒言]尾状葉病変は解剖学的な特徴から肝切除は容易ではなく肝動脈の走行から肝動脈塞栓術も困難である.尾状葉病変に対する超音波誘導下局所療法は病変が深部に描出されるため描出が不鮮明となることが多く合併症をさけ充分な焼灼をえるためには高度な穿刺技術を要する.[目的]当科で施行された尾状葉酸細胞癌の局所療法症例においてその治療効果を検討した.[方法]当科で1999年1月から2007年4月までに当科に入院し局所療法を行った尾状葉に存在する肝癌26症例28結節(肝細胞癌24症例26結節転移性肝癌2症例2結節).平均腫瘍径は15.4±45mmChild-Pugh分類でAが24例Bが2例であった.尾状葉の局在としでSpiegel葉が9結節paracaval por-tionが17結節であった.全例cool tip針で穿刺焼灼を行った.穿刺ルート治療効果(safety marginの獲得局所再発率)合併症について解析した.[結果]Spiegel葉の病変については5結節が経左内経由で2結節が人工胸水注入左右肋聞より穿刺を行った.腹腔臣下に1結節開腹下に1結節焼灼を行った.Paracaval portionの病変は全例右肋間より穿刺を行い治療した.平均治療回数は1.56±0.31回であったdSafety marginは全て全周性に確保可能であったがSpiegel葉病変では解剖学的特徴から5mm以上の焼灼熱域を獲得できたものは1結節のみであった同所再発は1例もない.重篤な合併症もなかった.[まとめ]尾状葉に存在する肝癌は局所療法困難であり熟練を要する.焼灼可能であればその治療成績は良好である. |
索引用語 |