セッション情報 | 一般演題(口演) |
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タイトル | 200 高齢者肝細胞癌におけるラジオ波焼灼療法の長期成績による検討 |
演者 | 中西裕之(武蔵野赤十字病院消化器科) |
共同演者 | 土谷薫(武蔵野赤十字病院消化器科), 田中智大(武蔵野赤十字病院消化器科), 安井豊(武蔵野赤十字病院消化器科), 佐藤光明(武蔵野赤十字病院消化器科), 平山慈子(武蔵野赤十字病院消化器科), 小松信俊(武蔵野赤十字病院消化器科), 梅田尚季(武蔵野赤十字病院消化器科), 細川貴範(武蔵野赤十字病院消化器科), 上田研(武蔵野赤十字病院消化器科), 板倉潤(武蔵野赤十字病院消化器科), 高橋有香(武蔵野赤十字病院消化器科), 朝比奈靖浩(武蔵野赤十字病院消化器科), 黒崎雅之(武蔵野赤十字病院消化器科), 三宅祥三(武蔵野赤十字病院消化器科), 泉並木(武蔵野赤十字病院消化器科) |
抄録 | 【目的】肝細胞癌に対するラジオ波焼灼療法(RFA)の長期成績を含めた年齢別特徴を明らかとし高齢者におけるRFAの有用性を検討した.【方法】対象は1999年以降当院でRFAを行ったHCC1480例のうち初発且CCの483例64歳以下の若年者群154例65歳以上74歳以下の高齢者群215例75歳以上88歳以下の超高齢者群114例であった.各群における生存率無再発生存率合併症頻度治療session数在院日数を検討したRFAの適応は1)3㎝3個以内2)画像上脈管浸潤なし3)非塊状型4)同区域の衛星結節なし5)コントロール不良な腹水なし6)T-Bil<2.Omg/dlPlt>3万/μL PT>60%を原則とした【成績1若年者群vs高齢者群vs超高齢者群において男女比109:45 vs 123;92 vs 51:63と高齢になるにつれて女性が増加した(Pく0.0001).3群間での背景肝予備能およびCLIP scoreJISscoreともに差を認めなかった他病死を除く若年者群vs高齢者群vs超高齢者群での累積生存率は1年97.1vs 96.6 vs 95.4%3年84.3 vs 8a4 vs 86.6%5年68.4%vs70.8vs 714%7年61.6 vs 65.3 vs 714%であり差はなかった.他病死を含む3つの群の累積生存率は1年97.1 vs 96.6 vs 95.4%・3年84.3 vs 87.1 vs 80.0%・5年68.4%vs 68.2 vs 66.0%・7年6L6 vs 59.2%vs 66.0%であり差を認めなかったまた3つの群における累積無再発生存率は1年58.l vs 66.1 vs 08.5%3年22 vs 272 vs123%5年6vs 8.3 vs12.3%であり明らかな差を認めなかった.3つの群の肝疾患関連死:他病死は24:0vs 32:4vs 8:4と超高齢者群で他病死が多い傾向がみられた(P=0.01)。治療セッション数合併症の頻度術後在院日数には3群問で差を認めなかった.【結論】若年者高齢者超高齢者で長期生存および合併症に差を認めず超高齢者においてもRFAの治療的意義は大きいと考えられた. |
索引用語 |