セッション情報 一般演題(口演)

タイトル

204 肝細胞癌局所再発に対するRFA施行時におけるCone Beam CTAの有用性の検討

演者 後藤亨(大森赤十字病院消化器科)
共同演者 守屋聡(大森赤十字病院消化器科), 京里佳(大森赤十字病院消化器科), 井田智則(大森赤十字病院消化器科), 諸橋大樹(大森赤十字病院消化器科), 太原洋(大森赤十字病院消化器科), 山崎悦夫(大森赤十字病院放射線科), 石井寛裕(横浜市立大学医学部第二内科), 山本剛(横浜市立大学医学部第二内科), 樹田康子(横浜市立大学医学部第二内科), 清野朝博(横浜市立大学医学部第二内科), 小川真実(横浜市立大学医学部第二内科), 川並義也(横浜市立大学医学部第二内科), 横山知子(横浜市立大学医学部第二内科), 志和忠志(横浜市立大学医学部第二内科), 梅村敏(横浜市立大学医学部第二内科)
抄録 【目的1近年血管造影時にCT画像を構築できるCone Beam CTが開発され普及しつつある.演者等はJDDW2007でこれによるCTA(Cone Beam CTA)で通常のCTAの代用となり得ることを報告した.同機種は他の活用法として任意の断面を構成できるため超音波画面類似の画像を描出することにより局所治療時の支援システムの代用となりうることが期待される.今回超音波で同定が困難な場合が多い肝細胞癌(HCC)の局所再発を対象に検討した.【方法】平成19年1月から19年10月までに局所再発を認めたHCC12例(男:女10:274±9歳(mean±SD))13結節を対象としCone Beam CTAによる超音波画像類似画面再構成の可否局所治療の効果予後を検討したCone Bealn CTAはGE Innova 4100を使用し50%希釈造影剤を2ml/secで肝動脈一次分枝より総量20ml注入して工nnova 3D+を用いて注入後5秒から10秒撮影した.撮像方法は回転範囲200度角速度20度解像度512×512で撮影後GE製ワークステーションに転送され再構成像を作成した、表示断面はaxialcor(》nalsagitalobliqueでありoblique断面は自由に断面を選ぶことができるため肋間操作による超音波画像類似の画像を作成した.【成績】局所再発部の大きさは19士6mmで全て30㎜以下であった. S4の1結節以外は右葉に存乱たCone BearnCTAで描出できたのは13結節中12結節で描出できた結節は超音波画面に類似した画像が再構成できRFA施行時に同画像が参考となった治療を希望しなかった1例以外は安全にRFAを施行でき重篤な合併症は認めなかった.予後はドーム下の難易度が高い部位の1結節で局所再発を認めた以外は無再発であった.【結論】ConeBeam CTAは局所治療の際の治療支援として有用と考えられた
索引用語