セッション情報 | 一般演題(口演) |
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タイトル | 220 Echogenic needleと2ステップ穿刺法を用いたリアルタイム超音波ガイド下CVポート留置術 |
演者 | 尾形高士(東京医科大学八王子医療センター消化器外科) |
共同演者 | 安田祥浩(東京医科大学八王子医療センター消化器外科), 石崎哲央(東京医科大学八王子医療センター消化器外科), 寿美哲生(東京医科大学八王子医療センター消化器外科), 鈴木芳明(東京医科大学八王子医療センター消化器外科), 伊藤一成(東京医科大学八王子医療センター消化器外科), 園田一郎(東京医科大学八王子医療センター消化器外科), 野村朋壽(東京医科大学八王子医療センター消化器外科), 松土尊英(東京医科大学八王子医療センター消化器外科), 島津元秀(東京医科大学八王子医療センター消化器外科), 土田明彦(東京医科大学外科学第三講座), 青木達哉(東京医科大学外科学第三講座) |
抄録 | 【はじめに】FOLFOX等の抗癌剤治療や在宅中心静脈栄養の普及により皮下埋め込み式中心静脈リザーバー(以下CVポート)留置は増加している.カテーテルの挿入は右鎖骨下静脈(以下SCV)からを基本としているが静脈穿刺時の気胸血胸動脈穿刺などのリスクが存在する.一方従来のCVポート留置時の穿刺針(18G)は通常のカテーテル留置時に用いる穿刺針(20G)より太くSCV穿刺回数(L31±0.24回)は通常のカテーテル留置時における穿刺回数(1.10±0.07回)より多い傾向にあった(p=009)そこで2ステップ穿刺法を用いたりアルタイム超音波ガイド下でのSCV穿刺法を考案し安定したCVポート留置を行うことが可能となった.その際さらに細い22Gのechogenic needleを用いると容易な穿刺が可能でありあわせて紹介する【方法】鎖骨に平行にエコープローブをあて短軸スキャンを行い鎖骨下動静脈を描出する次にエコープローブを回転させSCVに対し長軸スキャンとする.体表表面のみを麻酔し22Gのechogenic needleを用いたSCV穿刺をリアルタイム超音波ガイド下にて行う.このneedleの先端にはechotipデザインが施されておりはっきりとした超音波画像を映し出すことが可能である血液の逆流が確認されたら0.OI8インチ径のガイドワイヤーを挿入し4Frのダイレーターの挿入を行う.次にガイドワイヤーを0」025インチ径に入れ替え6Frのダイレーターの挿入を行い最後に5Frのカテーテルを挿入する.【結果127例に上記の手技を行いすべての症例で1回の穿刺でSCVの穿刺が可能であった.気胸血胸動脈穿刺は1例も起こさなかった.【結語】Echogenic needleと2ステップ穿刺法を用いたりアルタイム超音波ガイド下SCV穿刺は非常に安全であり安全なCVポート留置術に寄与すると考えられた. |
索引用語 |