セッション情報 | 一般演題(口演) |
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タイトル | 231 食道癌に対するCDGPを用いた根治的CRTの効果と副作用 |
演者 | 牧野浩司(日本医科大学付属千葉北総病院外科) |
共同演者 | 古川清憲(日本医科大学付属千葉北総病院外科), 大川敬一(日本医科大学外科), 勝田美和子(日本医科大学付属千葉北総病院外科), 横井公良(日本医科大学付属千葉北総病院外科), 石川紀之(日本医科大学付属千葉北総病院外科), 瀬谷知子(日本医科大学付属千葉北総病院外科), 堀場光二(日本医科大学付属千葉北総病院外科), 金沢義一(日本医科大学付属千葉北総病院外科), 白川毅(日本医科大学付属千葉北総病院外科), 山田岳史(日本医科大学付属千葉北総病院外科), 工藤秀徳(日本医科大学付属千葉北総病院外科), 吉岡正人(日本医科大学付属千葉北総病院外科), 富樫晃祥(日本医科大学付属千葉北総病院外科), 進士誠一(日本医科大学付属千葉北総病院外科), 住吉宏樹(日本医科大学付属千葉北総病院外科), 松野邦彦(日本医科大学付属千葉北総病院外科), 田中宣威(日本医科大学付属千葉北総病院外科), 宮下正夫(日本医科大学外科), 田尻孝(日本医科大学外科) |
抄録 | CDGP(NDP)はCDDPと同じ白金製剤だが副作用が軽度で特に腎障害は低頻度である.食道癌の5-FuCDDPを用いた化学放射線療法(CRT)は標準治療であり腫瘍縮小効果や生存率改善が期待されるがCDDPによる腎障害・骨髄抑制は治療後の手術や追加の化学療法に悪影響がある.これまでにCDGPを用いたNeoadjuvant CRTが有効であった事を報告してきたが今回は根治的CRTでも有効である事を報告する.目的CDGPを用いた根治的CRTをCDDPを用いたCRTと比較し効果及びその各臨床病理学的因子との関係副作用を比較し治療としての有効性を検討する.対象・方法2001年より2007年まで食道癌(18例の扁平上皮癌1例の腺癌)患者で1.切除不適応(T4またはM1N4)または手術拒否275歳以下3.重大な合併症がない4.インフォームドコンセントが得られている症例を対象とした.両群5-FuLV+radiation.60Gy↑は共通でStage別に各々FN群(+CDGP)。例(12例)FP群(+CDDP)。例(6例)であった.成績奏効率(CR又はPR)はFN群88.9%(8/9例)FP群50%(2/4例)でFN群で高かった.副作用はFN群22.2%(2/9例)はFP群50%(2/4例)より有害事象の件数は少なくtGradeも低かった.結論CDGPを5-FuLVと共に用いたCRTはCDDPを用いたCRTより効果的でまた副作用も軽度であり標準治療となりうる. |
索引用語 |