セッション情報 一般演題(口演)

タイトル

245 C型慢性肝炎(genotype 2a)に対するペグインターフェロンα2a単独療法におけるインターフェロン感受性決定領域の有用性について検討

演者 林和彦(名古屋大学医学部消化器内科)
共同演者 片野義明(名古屋大学医学部消化器内科), 中野功(名古屋大学医学部消化器内科), 石上雅敏(名古屋大学医学部消化器内科), 本多隆(名古屋大学医学部消化器内科), 森井正哉(名古屋大学医学部消化器内科), 岩田浩史(名古屋大学医学部消化器内科), 西野正路(名古屋大学医学部消化器内科), 舘佳彦(名古屋大学医学部消化器内科), 葛谷貞二(名古屋大学医学部消化器内科), 土居崎正雄(名古屋大学医学部消化器内科), 清水潤一(名古屋大学医学部消化器内科), 石津洋二(名古屋大学医学部消化器内科), 後藤秀実(名古屋大学医学部消化器内科), 浦野文博(豊橋市民病院消化器内科), 吉岡健太郎(藤田保健衛生大学内科), 豊田秀徳(大垣市民病院消化器科), 熊田卓(大垣市民病院消化器科)
抄録 (目的)C型肝炎ウイルス(HCV)のNS5A領域に存在するインターフェロン感受性決定領域(ISDR).はインターフェロン(IFN)治療効果予測に有用であるHCV genotype 2aにおけるペグインターフェロンα2a単独療法の報告は少なくISDRの検:討は少ないので今回解析を行った.(方法)HCVgenotype 2aのC型慢性肝炎98症例(男59女39平均54。8±13.2歳).HCVウイルス量はreal-time PCR法でISDR(aa 2193-2228)ダイレクトシークエンス法で解析した.(結果)34例が24週間42例が48週間投与を施行され22例が中止した.RVR(4週の陰性化)は72.4%EVR(12週の陰性化)は92.1%であった.治療終了時の陰性化は96.1%であり最終的なSVRは77.6%であった.非SVRのISDRの変異数は1.4±1.1で. SVRは2.8±2.1でありSVRで有意に変異を多く認めた(p=O.onl).多変量解析によるSVRに寄与する因子はRVR(odds ratio26.7;95%CI2.255-316274:p=0.0092) とISDR (odds ratio11.307:95%CI1.257-101.693:p ・O.0304)であった.性年齢ASTALT血小板IFN減量投与期間HCVウイルス量は有意な因子でなかった.(結論)C型慢性肝炎(genotype 2a)に対するペグイン三月フェロンα2a単独治療のSVRは77.6%でありISDRとRVRが効果予測因子であった.
索引用語