セッション情報 | 一般演題(口演) |
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タイトル | 281 当科におけるERCP関連のクリティカルパス |
演者 | 五十嵐亨(相澤病院消化器科) |
共同演者 | 宮田和信(相澤病院消化器科), 薄田誠一(相澤病院消化器科), 津金永二(相澤病院消化器科), 小見山祐一(相澤病院消化器科), 山本智清(相澤病院消化器科), 中山剛(相澤病院消化器科) |
抄録 | 当院では2001年7月よりtクリティカルパスを導入し2002年4月より電子カルテを導入して電子化クリティカルパスとして使用してきた.ERCPは診断の結果引き続いて処置が必要となる場合また患者の状態によって複数回施行例同一疾患でもERCP治療内容が異なる場合がありパス運用が難しい.当科では9種類のERCP関連のクリティカルパス(以下パス)を作成し対応してきた.2001年7月から2006年3月までに合計1499回のパスを実施しそのうち診断のパス除いた治療ERCPの7種類パスは(1)EST+ENBD l l5回(2)ENBD143回(3)EST+EBD 40回(4)EBD 198回(5)EST+総:胆管結石砕石術251回(6)総胆管結石砕石術56回(7)EST 26回合計819回施行した.治療ERCPパスは消化器内科以外の他病棟でもたびたび運用され抗生剤使用を含む点滴内容安静度バイタルチェック食事入院治療計画書などもオーダーされることによりチーム医療標準化医療インフォームド・コンセント医療質向上医療の効率化で有用であった.アウトカムは退院と費用などと設定する自己完結型が一般摘なパスであるがERCP関連のパスの場合ENBDから退院せず外科転科手術やEBD施行後退院など症例により様々でアウトカムの設定が難しく評価が困難である.またバリアンスも多数存在して分析も困難であるがインフt一ムド・コンセント効率化リスクマネジメントにおいては有用と考えられる.パラメディカルを含めた医療チームが誰でも閲覧できるオーダーリングシステム検査結果医師・看護師・薬剤師など全カルテ記事を通して情報の共有化をはかりトラブル時は院内の医療安全委員会の評価がはいり対応策が考えられている.さらに2006年4月よりDPC参加病院としてクリティカルパス手直しをおこなっており2006年4月から2007年9月まで治療ERCPのパスは合計234回施行した当施設での現状につき報告する. |
索引用語 |