セッション情報 一般演題(口演)

タイトル

284 新たな画像処理による精密な膵管描出法の開発

演者 前田貴司(九州大学未来医用情報応用学)
共同演者 小西晃造(九州大学未来医用情報応用学), 郷古泰昭(株式会社AZE), 中辻隆徳(九州大学未来医用情報応用学), 家入里志(九州大学病院先端医工学診療部), 田上和夫(九州大学病院先端医工学診療部), 橋爪誠(九州大学先端医療医学)
抄録 【はじめに】近年の各種診断法の進歩にもかかわらず膵癌の早期診断は依然として困難であるERCPは患者の負担が大きくMRCPは空間分解能が劣るなどの欠点がある【目的】低侵襲で膵管の精密な画像が得られる新たな画像処理法の開発を行う.【方法と結果】画像処理ワークステーション(AZE Virtua1 Place fujin)にてCTのDICOMデータを用いてt膵管の任意の直行断面にregion of interest(RODを設定した.2つのROIの位置関係断面画像の明暗などの情報を元に自動的に領域を抽出し断面を移動しながらROIの設定を繰り返すことにより膵管の抽出を行った抽出後は膵実質腫瘍血管周囲臓器などのvolume rendering画像と同時に表示してあらゆる角度から3次元的に観察したりaxia1sagitalcoronalの3断面に抽出した領域を強調して表示したりすることが可能となったtまとめ】本画像処理法は低侵襲で膵管全体の精密な画像が得られ膵実質や周囲臓器との関係も把握可能であり膵疾患のスクリーニングや治療方針の決定に有用である
索引用語