セッション情報 | 一般演題(口演) |
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タイトル | 288 自己免疫性膵炎はミクリッツ病を高率に合併する? |
演者 | 松本優子(神戸大学医学部消化器内科) |
共同演者 | 久津見弘(神戸大学医学部消化器内科), 東健(神戸大学医学部消化器内科), 三木生也(神戸大学医学部消化器内科), 奥野達哉(神戸大学医学部消化器内科), 吉田志栄(神戸大学医学部消化器内科), 茶屋原菜穂子(神戸大学医学部消化器内科), 古松恵介(神戸大学医学部消化器内科), 増田充弘(神戸大学医学部消化器内科), 三村卓也(神戸大学医学部消化器内科), 小幡大輔(神戸大学医学部消化器内科), 大井充(神戸大学医学部消化器内科), 井上潤(神戸大学医学部消化器内科), 斉藤雅也(神戸大学医学部消化器内科), 久禮泉(神戸大学医学部消化器内科), 矢野嘉彦(神戸大学医学部消化器内科), 吉田優(神戸大学医学部消化器内科), 瀬尾靖(神戸大学医学部消化器内科), 田村孝雄(神戸大学医学部消化器内科), 井口秀人(神戸大学医学部消化器内科) |
抄録 | 【目的】自己免疫性膵炎は膵外病変を認めることが知られているが膵以外の疾患で他科を受診した場合には膵病変が見逃されてきた可能性も否定できない.当院では2005年より眼科耳鼻咽喉科を受診した涙腺腫脹唾液腺腫脹の症例並びに免疫内科初診例に対して腹部エコーCTによるスクリーニングを施行している.自己免疫性膵炎症例における診断経緯膵外病変を検討し面外病変と膵病変に対する治療経過を明らかにする.【方法】対象は最近2年間に精査加療を行った自己免疫性膵炎12例.初回受診科並びに膵病変以外が最:初に診断された症例の膵外病変と膵病変が最初に診断された後に全身スクリーニングによって膵外病変が見つかった症例との合併疾患を検討する.【結果】症例の内訳は眼科初診が3例耳鼻咽喉科初診が1例免疫内科初診が1例消化器内科初診が4例消化器外科初診(膵癌疑い)が3例.膵外病変は9例に認め内訳はミクリッツ病(疑診例含む)7例と非常に高率でありその他はリンパ節腫脹3例後腹膜線維症4例SLE1例甲状腺腫脹1例ネフローゼ症候群1例(重複あり)であった.山外病変先行症例は5例消化立科(内科外科含む)診断症例での膵外病変は7例中4例.血清IgG4高値を呈したのは12例中11例と高率であり全身ステロイド投与は10例に施行され膵病変に対しては有効であり論外病変の反応と解離する症例もみられた.【結謝自己免疫性膵炎はミクリッッ病をはじめ膵外病変の合併が高率である可能性が高く消化器内科以外の眼科耳鼻咽喉科免疫内科消化器外科との連携によりIgG4関連全身性疾患として全身的精査を行うことが重要と考えられた. |
索引用語 |