セッション情報 | 一般演題(口演) |
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タイトル | 315 Crohn病に対する抗TNF-α抗体療法の治療効果についての検討 |
演者 | 横山薫(北里大学東病院消化器内科) |
共同演者 | 小林清典(北里大学東病院消化器内科), 勝又伴栄(北里大学東病院消化器内科), 石黒康浩(北里大学東病院消化器内科), 竹内瞳(北里大学東病院消化器内科), 山縣仁(北里大学東病院消化器内科), 春木聡美(北里大学東病院消化器内科), 佐田美和(北里大学東病院消化器内科), 西元寺克禮(北里大学東病院消化器内科) |
抄録 | 【目的】Crohn病(CD)に対する抗TNF一α抗体(ln且iximab)療法の短期治療効果と維持療法の治療効果を明らかにする【方法1対象は2002年10月~2007年8月置In且拠!nab療法を行ったCD30例で治療開始時年齢303±7.6歳罹病期間7.6土6.1年であった.昨月は小腸大腸型67%大腸型30%小腸型3%で腸切除の既往を23%に認めた.腸管合併症として狭窄10例内痩7例外痩を5例に認めた.治療目的は腸管病変の改善57%痩孔の改善10%t双方が33%であったIn且iximabの投与回数は単回13%複数回40%維持療法へ移行47%で症例毎の投与回数は64±59回であった.PSLの併用は53%で行い治療開始時投与量は12.3±64mgであった栄養療法は80%に併用した.治療効果は治療前後での活動指数(CDAI101BD score)の推移と内視鏡やX線による形態学的所見から評価した.【成績11)治療前の101BD scoreは平均3.1±1.6CDAIは236±86であったがt治療後16±1.3167±76へ有意な改善を認めた2)腸管病変に対する治療効果は17例で評価可能で腸潰蕩の廠痕化や縮小を77%に認めた(評価までの平均期間23±2.0ヶ月)3)腸管皮膚痩や難治性痔痩は64%で閉鎖や縮小など改善が認められた.4)維持療法施行例14例の平均治療期間は2.0±1.4年(最長4.5年)でh1血Ximabの平均投与間隔は101週であった.経過中に免疫調整剤の併用を5例(36%)に行った.入院治療を1㎡㎞ab療法導入前は12例(86%)に要していたが維持療法導入後は再燃による入院治療を要したのは3例(21%)のみであった.栄養療法は維持療法開始時10例に施行していたが経過中の自己中止などで6例へと減少した.5)副作用はInfusion reactionl例腸管狭窄の増悪による腸閉塞1例顔面紅潮や発疹を3例で認めた.【結論】CDに対するInfliximab療法の短期治療効果は良好で外来での維持療法の継続は入院治療の回避やQOLの改善に有用と考える. |
索引用語 |