セッション情報 | 一般演題(口演) |
---|---|
タイトル | 327 新しい造影剤ソナゾイドを用いた造影超音波による術前小腸腫瘍の質的診断の有用性 |
演者 | 清水康仁(成田赤十字病院外科) |
共同演者 | 石井隆之(成田赤十字病院外科), 大多和哲(成田赤十字病院外科), 清水善明(成田赤十字病院外科), 近藤英介(成田赤十字病院外科), 西谷慶(成田赤十字病院外科), 伊藤勝彦(成田赤十字病院外科), 横山航也(成田赤十字病院外科), 波木一馬(成田赤十字病院外科), 小川清(成田赤十字病院外科), 長谷川雄一(成田赤十字病院検査部) |
抄録 | 【目的】ソナゾイドは2007年1月に臨床応用が開始された次世代造影剤でその血流信号増強作用によりリアルタイムなハーモニックイメージングの映像化が可能である.今回ソナゾイドによる体表式造影ハーモニックイメージングを術前施行し切除術を行った小腸腫瘍症例について術前造影エコー所見と摘出標本からの病理組織学的所見との比較検討を行いソナゾイド造影エコーによる術前診断の有用性とこれからの可能性について検討した.【方法12007年1月から2007年10月までに術前にソナゾイドによる造影エコーを施行し切除術を行った小腸腫瘍は6例に対し造影エコーによる小腸腫瘍内血流動態所見と摘出標本からの病理組織学的所見を比較検討した.【結果】術前にソナゾイドによる造影エコーを施行後切除術を施行した小腸腫瘍6例の内訳は小腸癌;2例小腸GIST;1例小腸悪性リンパ腫:2例小腸良性腫瘍1例であった.ソナゾイド造影エコーによる腫瘍内血流動態およびその造影様式は切除した腫瘍の病理組織像に一致した特徴的な造影パターンを示しておりその小腸腫瘍の良悪性の判断および術前質的診断が可能であった.【結論】新しい造影剤ソナゾイドを使用した超音波造影エコー法はその低侵襲性およびリアルタイムで鮮明な腫瘍内血流動態の検出能により小腸腫瘍の術前質的診断に有用であると考えられた.今後更なる症例の蓄積をしていきその有用性を評価していきたい |
索引用語 |