セッション情報 | 一般演題(口演) |
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タイトル | 331 PEGインターフェロン/リバビリン併用療法中に病変が消失した消化管follicular lymphomaの一例 |
演者 | 児玉美千世(広島大学大学院分子病態制御内科学) |
共同演者 | 北台靖彦(広島大学大学院分子病態制御内科学), 相方浩(広島大学大学院分子病態制御内科学), 田中美和子(広島大学大学院分子病態制御内科学), 炭田知宜(広島大学大学院分子病態制御内科学), 品川慶(広島大学大学院分子病態制御内科学), 黒田剛(広島大学大学院分子病態制御内科学), 田中信治(広島大学病院光学医療診療部), 坂井晃(広島大学原爆放射線医学研究所血液内科), 中山宏文(広島大学大学院分子病理学), 茶山一彰(広島大学大学院分子病態制御内科学) |
抄録 | 症例は71歳女性.60歳時よりC型慢性肝炎にて近医にて加療されていた.67歳時に胃静脈瘤の治療を行って以来当科で定期的に上部消化管内視鏡を施行されていた.69歳時に行った上部消化管内視鏡にて十二指腸2nd portionに白色調の穎粒状隆起が多発している病変を認め生検で得られた組織よりfolhcular lylnphoma(WHO grade1)と診断された.肝硬変および肝細胞癌を合併しており加えて高齢であることからfollicUlar lymphomaに対しては積極的な治療は行わず経過観察を行っていた(watch and wait policy).半年後と1年後の内視鏡検査では病変に著変を認めなかった.しかし1年半後の内視鏡では白色調の穎粒状隆起が明らかに減少し2年後には完全に消失していた.その間C型肝炎にたいしてPEGインターフェロンを投与していたことよりインターフェロンによりfollicular lymphomaの病変が消失した可能性が考えられた.上記症例に関して若干の文献的考察を加えて報告する. |
索引用語 |