セッション情報 | 一般演題(口演) |
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タイトル | 345 胃癌症例における糞便中プロトポルフィリンIXの測定 |
演者 | 大谷豪(駿河台日本大学病院消化器肝臓内科) |
共同演者 | 山本敏樹(駿河台日本大学病院消化器肝臓内科), 荻原章史(駿河台日本大学病院消化器肝臓内科), 宇野昭毅(駿河台日本大学病院消化器肝臓内科), 渡辺俊一(駿河台日本大学病院消化器肝臓内科), 西山竜(駿河台日本大学病院消化器肝臓内科), 大西雅彦(駿河台日本大学病院消化器肝臓内科), 竹内理恵(駿河台日本大学病院消化器肝臓内科), 岡野憲義(駿河台日本大学病院消化器肝臓内科), 小橋恵津(駿河台日本大学病院消化器肝臓内科), 田中直英(駿河台日本大学病院消化器肝臓内科), 森山光彦(駿河台日本大学病院消化器肝臓内科), 岩崎有良(駿河台日本大学病院消化器肝臓内科), 土屋達行(駿河台日本大学病院臨床検査医学), 高橋勝幸(日本大学付属板橋病院臨床検査部), 蓮実文彦(沼津工業高等専門学校物資工学科), 大倉一郎(東京工業大学大学院生命理工学研究科) |
抄録 | 【目的】我々はHela細胞を用いた実験で5-aminolevUlic acidを培地に添加するとプロトポルフィリン(以下PP)IXが蓄積することや腫瘍細胞中にPPが特異的に蓄積するという報告を基に便中のPPIXを測定し新規大腸癌のスクリーニング法となり得るか検討を行っている(第25回日本大腸検査学会総会において発表).今回胃癌症例でも糞便中のPPIXが検出されるか否かを検討しスクリーニング検査法となり得るかを検討した.【方法】症例は対象として健常な学生および教員10名(内視鏡未施行)と内視鏡により診断された胃炎潰瘍等の平鞘症例10名(20-83歳)胃腺腫2名(5772歳)早期胃癌15名(43-80歳)進行胃癌6名(64-83歳)とした.PPIX測定用試料の採取は便潜血反応と同様の採便容器を用い採取検体からPPを分離抽出後高速液体クロマトグラフィーにより解析した【成績】PPIXは対象では20例中1例(1/20)胃腺腫1/2早期胃癌9/15進行胃癌4/6で検出された.【結論1今回の検討では症例数が少ないものの癌症例で優位にPPIXが検出された.今後PPの抽出効率の改善検査感度の向上や簡便化などの検出方法の改善により新しい胃癌スクリーニング検査法となることが期待された. |
索引用語 |