セッション情報 | 一般演題(口演) |
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タイトル | 355 Nomogramによる胃癌術後の予後予測 |
演者 | 赤毛義実(名古屋市立大大学院消化器外科学) |
共同演者 | 竹山廣光(名古屋市立大大学院消化器外科学), 若杉健弘(名古屋市立大大学院消化器外科学), 沢井博純(名古屋市立大大学院消化器外科学), 佐藤幹則(名古屋市立大大学院消化器外科学) |
抄録 | 【目的】胃癌術後のfollow-upにおいては予後(再発危険率)を予測する必要がある.今回Memorial Sloan-Kettering Cancer Centerで作られたnomogramの有用性について検討した.【方法】1982年から2000年までに経験した胃癌症例1118例の内リンパ節転移陽性で根治的B以上の手術ができた318症例の内nomogramで予後を評価できる条件を満たしかつ3年以上経過観察できた287例を対象にnomo-gramで計算された予後の予測値と実際の予後について検討したので報告する.【結果】実際の5年での予後と予測値をstage別にみるとstagelb(n=23)100%:予測値(86.6%SD 5.2)stageII(n=59)79.3%;予測値(62.6%SD 20.0)stageIIIa(n・ 88)44.5%:予測値(39.9%SD 250.5)stageIIIb(n=78)34.4%:予測値(26.1%SD 19.9)stagelV(n=39)12.8%:予測値(17.3%SD15.2)とほぼ予測値に一致していた.nomogramで5年の予測値を25%毎に4グループ別け実際の予後と検:修すると1st quartile⊂25%(n=92)16.5%:予測値(9.9%SD6.6)2nd quartile 25-50%(n=78)48.4%=予測値(36.6%SD 7.7)3rd quartile 50-75%(n=73)63.8%:予測値(608%SD 6.8)4th quar-tile⊃75%(n=44)92.5%:予測値(842%SD 5.5)でありほぼnomo-gramの予測値に一致していた.【結語l Memorial Sloan-KetteringCancer Centerで作られたnomogramは胃癌の予後予測に有用であると考えられる. |
索引用語 |