セッション情報 | 一般演題(口演) |
---|---|
タイトル | 356 術前Narrow band imaging併用拡大内視鏡を使用した胃癌腹腔鏡下手術症例の検討 |
演者 | 日浦祐一郎(西宮市立中央病院外科) |
共同演者 | 市原隆夫(西宮市立中央病院外科), 山下晋也(西宮市立中央病院外科), 中野克俊(西宮市立中央病院外科), 桧垣直純(西宮市立中央病院外科), 村上雅一(西宮市立中央病院外科), 林田博人(西宮市立中央病院外科), 菅和臣(西宮市立中央病院外科), 左近賢人(西宮市立中央病院外科), 小川弘之(西宮市立中央病院消化器内科) |
抄録 | 【はじめに】腹腔鏡下国切除術は手技的には開腹手術に劣らないとされるが胃癌治療ガイドライン等では適応を早期胃癌に限局される一方ESDによる巨大病変の一括切除といった内視鏡手術の技術革新により低分化癌印環細胞癌など病変範囲の不明瞭な癌が適応となることが多い.近年Narrow band image(NBI)併用拡大内視鏡検査が一般化しておりこうした癌においても病変範囲の正確な同定が可能となってきている.当科では同検査と腹腔鏡下腿切除術の併用により安全低侵襲な胃癌治療を図っているので報告する.【対象】2007年5月から10月当科にて術前NBI併用拡大内視鏡を行い腹腔鏡下手術を施行した症例は4例.【結果】性別は男性2例女性2例年齢は57歳から81歳まで平均66.7歳.腫瘍占拠部位は胃角部1例胃体下部2例噴門部1例.術前深達度はm2例sm2例t術前内視鏡的組織は高分化型腺癌2例印環細胞癌2例.術式は幽門側胃切除術3例胃全摘出術1例.郭清はDl+α2例D22例.平均手術時間237分平均出血量125mL全例合併症認めず術後経過良好であった.病理結果は高分化型腺癌2例印環細胞癌2例で深達度はm2例sm2例すべて断端陰性.進行度はすべてstagela.【結語】早期胃癌手術において術前NBIを使用することで境界診断を正確に行い腹腔鏡手術が可能であった. |
索引用語 |