セッション情報 | 一般演題(口演) |
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タイトル | 361 進行胃癌に対する1st lineから2nd lineの化学療法の評価 |
演者 | 渡辺明彦(淀川キリスト教病院消化器病センター消化器内科) |
共同演者 | 菅原淳(淀川キリスト教病院消化器病センター消化器内科), 向井秀一(淀川キリスト教病院消化器病センター消化器内科), 藤元瞳(淀川キリスト教病院消化器病センター消化器内科), 気比恵(淀川キリスト教病院消化器病センター消化器内科), 藤田光一(淀川キリスト教病院消化器病センター消化器内科), 津村英隆(淀川キリスト教病院消化器病センター消化器内科), 中山新士(淀川キリスト教病院消化器病センター消化器内科), 稲垣恭和(淀川キリスト教病院消化器病センター消化器内科), 足立絵美(淀川キリスト教病院消化器病センター消化器内科), 福庭暢彦(淀川キリスト教病院消化器病センター消化器内科), 竹中完(淀川キリスト教病院消化器病センター消化器内科), 加藤隆夫(淀川キリスト教病院消化器病センター消化器内科), 吉永寛(淀川キリスト教病院消化器病センター消化器内科), 藤田剛(淀川キリスト教病院消化器病センター消化器内科) |
抄録 | 【目的】当院では切除不能の進行胃癌に対してS-1を基軸とした化学療法を採用し2003年以降は主として§一1/CDDPをlst lineCPT-11/CDDPを2nd lineに設定し3rd lineにはpaclitaxelなどを用いている.各治療法別にretrospec・tive studyを行いより適切な治療選択を検討した.【方法】2001年4月より2006年10月まで前治療のない切除不能の進行胃癌58例を対象とした.平均年齢は637歳(37~79)男女比は3、14:1.S-1は40~60mgを1日2回で4週投与2週休薬を基本とし症例により2週投与1週休薬を行った.S-1/CDDPはS-1を40~60mg 1日2回で3週投与しday8にCDDP 60mg/m2を投与したCPT-11/CDDPはCPT-1160mg/m2とCDDP 30mg/m2を2週間隔で投与した」成績】1st lineはS-1/CDDP 37例(63.8%)S-1は13例(22.4%)lowdose FPを8例に施行した.43例(74.1%)に2nd lineを施行し内訳はCPT-11/CDDP l8例(419%)S-1がll例(25.6%)S-1/CDDP 6例(14%)その他8例であった.3rd 1ineは26例(44.8%)・に施行した. lst lineの奏効率はS-1/CDDP群が29.8%S-1群が15.4%であった.全例でのMSTは362日でlstlneのS-1/CDDP群は387日であった.2nd lineではCPT-11/CDDP群の2nd五ne開始後のMSTは206日であったのに対しS-1群では429日であった.有害事象はgrade 3以上の白血球減少をlst HneのS-1/CDDP群に6例(16.2%)に認め2nd lineのCPT-11/CDDP群にも5例(27.8%)に認めたが治療関連死は認めなかった.【結論】lst lineのS-1/CDDPは妥当な成績であった.2nd lineではS-1継続例の成績がCPT-11/CDDPを上回り2nd lineにおいてもS-1を含めたレジメンを継続する必要性が示唆された. |
索引用語 |